高2 理科, 化学基礎 物質の分離と精製 物質の構成【授業案】日本体育大学柏高等学校 鍵本 優紀
学年 / 教科 | 高2/理科, 化学基礎 |
単元 | 物質の構成 |
指導要領 | (1)化学と人間生活 (ア)化学と物質 イ 物質の分離と精製 |
教科書会社 | 高等学校 新化学基礎(第一学習社) |
授業者 | 鍵本 優紀(日本体育大学柏高等学校) |
投稿日 | 2025年5月4日 |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
目に見えるブロックを分ける活動を通じて「分離」の原理を体験した後で、分離方法を学ぶことで、より具体的に分離が理解できるようになります。また、クラス全体の実験結果を通じて、分離方法の原理を考察することができます。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】純物質と混合物を学ぶ
純物質と混合物の違いについて学び、純物質と混合物をシンキングツールを使って分離する。
また、あわせてなぜそもそも混合物と純物質を分ける必要があるの考える
【展開2】「分離」を体験する
各グループに構成の異なる小さなカラーブロックを配布し、「色」「形」など好きな特徴で分類してもらう。
分類が終わったら「どのような基準で分類するのか」を言語化させて提出させる。
この活動を通じて、「分類」とは「区別することができる特徴をつかって分ける」ことであることを説明する
【展開3】「分離方法」図鑑を作ろう
蒸留・分留・再結晶・クロマトグラフィーなど、代表的な分離方法をグループで共有ノートを使って調べる。
各グループが作成した分離方法まとめは提出箱に提出させ、そこからさらに、各自が「自分にとって一番わかりやすい分離方法のまとめ」を作成する。
重要な機器の使い方や、間違いやすいポイントについては教員が補足を加える。
【展開4】「分離の条件」を実験で考えよう
クラス全員で、こちらが用意したペンと生徒が用意したペン、それぞれをペーパークロマトグラフィーで分離する
クラス全体で結果を「分離できたもの」と「できなかったもの」を共有ノート上に分類する
【展開5】分離できたもの・できなかったものの考察と次回の単元につながる話
共有ノート上に共有したクラス全体の結果から、「色が分離できたものはどのような特徴があるか」「ペーパークロマトグラフィーで分離できるのはどのような特徴をもったものが向いているのか」考察させる。
考察内容をまとめつつ、「物質はどこまで分離できるのか」という内容に触れて、次回の元素についての内容へとつなげる