高2 社会/地歴公民 秦と前漢の統治制度の違いを理解する 「皇帝の出現」「漢代の政治」 【授業案】 中京高等学校 松下 康二郎
学年 / 教科 高2/社会/地歴公民 |
単元 「皇帝の出現」「漢代の政治」 |
指導要領 (3)諸地域の歴史的特質 (ア)秦・漢と遊牧国家、唐と近隣諸国の動向などを基に、 |
東アジアと中央ユーラシアの歴史的特質を理解すること。 |
教科書会社 山川出版社「詳説世界史探究」 |
授業者 松下 康二郎(中京高等学校) |
投稿日 2025年7月30日 |
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解説動画
作成者からのアピールポイント
統治制度の違いと採用した思想の違いから始皇帝と劉邦が目指した国作りをイメージさせること、そして2000年以上前の課題が現代でも課題として存在していることを気づかせることで、歴史の連続性を理解させたい。
この授業案のインポート用ノートデータ
【展開1】統治制度の2種類の方式を理解する
あなたなら中央集権と地方分権どちらを採用する?
現在の問題として都道府県の権限、道州制議論につなげて考えさせる
秦と前漢はなぜ異なる制度を選んだのか。
【展開2】各王朝の統治制度の違いについて整理する
周の封建制、秦の郡県制、前漢の郡国制のメリット・デメリットについて整理する
教科書や資料を参考にGWを行いながらできるだけ表を埋める
【展開3】制度とその背景の思想をセットで考えて理解を深める
秦が採用した思想、前漢が採用した思想について着目する
各制度と思想を組み合わせて統治の仕組みを想像してみる
始皇帝と劉邦が目指した国家観の違いをGWにて話し合う
【展開4】歴史的な結果からどちらが統治として有効だったのかを考察する
短命に終わった秦の統治の問題点は何か。→秦の滅亡の原因は何か。
振り返りカードで現在の日本を分析し、まとめる。