印刷データ虎の巻『アウトライン』の巻



Illustratorでの入稿時によく聞く、「アウトライン」について教えて下さい。

ついにその質問がきてしまいましたね…。
では今回はフォントのアウトライン化について説明させて頂きます。


まずはフォントについて説明させていただきます。
フォントはそれぞれ書体データを持っており、この書体データを自分の
パソコンに入れて初めてそのフォントを使えるようになります。
みなさまは普段何気なく文字を打っているかもしれませんが、
それもパソコンの中の書体データを使って表示しているんですね。

なるほど!それは初めて知りました。
では自分のパソコンには入っている書体データが相手のパソコンに入っていない場合
どうなるんですか?

良い質問ですね!
その場合は別のフォントに置き換えられてしまいます。


わ!ホントだ。
全然違うフォントになってしまってますね。

これじゃせっかく一生懸命作ったデザインも台無しですね。
でも、ここでフォントをオブジェクトにしてしまえば問題は解決するのです。

オブジェクト…?

フォントを書体データとして扱っていたものを、書体としてのデータを削除し、
オブジェクトとして扱えるようにするのです。
オブジェクトになると書体データを必要としないので、フォントの入っていない
パソコンでもそのまま表示されるようになるのです。


この一連の作業をアウトライン化といいます。
ご理解いただけましたか?

なるほど!こうすれば入稿をしても別のフォントに置き換えられることなく、
思った通りのデザインで印刷されるんですね!
これで僕もフォントマスターです!