オンライン授業とロイロノート・スクール
オンライン授業でつかえるロイロノート・スクールの機能と、ロイロノート・スクールによって実現するオンライン授業の形式をまとめました。
オンライン授業の形式の分類
オンライン授業の形式の分類についてはこちらの記事もご参照ください
オンライン授業で有効なロイロの機能
オンライン授業で有効なロイロの機能についてまとめました。
①カード
ロイロでは、さまざまなデータをカードにしてやりとりすることができます。
作成できるカード
写真・文字・手書き・動画・音声・シンキングツール・webページ
動画は1枚あたり15分、音声は1枚あたり600秒まで録音できます。
カードをつなぐとことでスライド作成ができます。
参考リンク カードを整理する:カードをつないでスライドにする方法を紹介しています
② 資料箱
資料箱にいれておくことで教材の保管ができます
参考リンク 資料箱を活用する:資料箱の使い方のページです
③ 提出箱
提出箱にカードを提出することで、児童生徒とデータや課題のやりとりができます。
また、提出したカードは印刷することもできます。
参考リンク
提出箱で回答を集める:提出箱の使い方のページです
【休校対策】日本大学高等学校・中学校 田中先生:提出箱をつかった休耕中の課題提出の事例です
④ 送る
先生から全生徒に直接課題を送ることができます。また、特定の生徒にだけ資料を送ることもできます。
先生が許可することで児童生徒同士でのやりとりも可能です。
参考リンク
資料を配布する:「送る」の使い方のページです
⑤ 画面配信
先生の見ている画面を児童生徒の端末に投影する機能です。先生のみている資料を生徒の端末に即座に配信できます。
参考リンク
画面配信:「画面配信」の使い方のページです
ロイロでの機能を組み合わせたオンライン授業の展開例
ロイロの機能を組み合わせたオンライン授業の方式をご紹介します。
① 「送る」+「質問箱・提出箱」方式
最もシンプルでやりやすい方法です。操作に慣れていない人はまずはここから。
概要
「送る」で課題を送る
生徒が各自取り組む
質問対応をし、課題、振り返りを「提出箱」に入れる。
「送る」で課題や指示または終了を知らせる。その後課題等の返却を行う。
② 「送る」+「資料箱」+「質問箱・提出箱」方式
当日の教師側の負担は少ないです。資料の完成度により作成時間に差が出ます。
概要
「送る」で「資料箱」の課題又は生徒の持つ教科書、ワーク、プリント等についてやることを指示
生徒が各自で課題に取り組む
質問対応をし、課題、振り返りを「提出箱」に入れる。
「送る」で次の指示または終了を知らせる。
③「画面配信(説明)」+演習(教科書、予習ノート、問題集)+「画面配信(解説)」+「質問箱・提出箱」方式
実際の授業の形式にちかいイメージで授業を進めることができます。操作は少し複雑なので、先生側のスキルは必要です。
概要
「画面配信」を再生し、「資料箱」の課題又は生徒の持つ教科書、ワーク、プリント等についてやることの指示や説明、朗読などを行う
指示や説明後生徒が各自で課題に取り組む
「画面配信」を再生し、解説や説明、指示を行う
その後、質問対応をし、課題、振り返りを「提出箱」に入れる。
「画面配信」を再生し次の指示または終了を知らせる。
ここで示した方法以外にも、ロイロの機能を組み合わせることで多彩なオンライン授業を実施できます。
児童生徒や先生自身がどこまで操作になれているのかも考慮にいれながら、方法を選択することが大切です。