シンキングツールで思考力を伸ばす
京都教育大学附属桃山小学校では、ロイロノート・スクールのシンキングツールを活用する ことで、生徒の思考力・判断力・表現力を育成することに成功しています。
長野 健吉教諭へのインタビューと授業実践をご紹介します。
シンキングツールについて
シンキングツールとは
シンキングツールは思考を可視化することで、知識の活用を促し、児童生徒が授業の中で「自分の考え」をつくり出すことをサポートするツールです。
シンキングツールは「比較する」「分類する」「多面的に見る」などの思考パターンを図で表しており、ベン図やピラミッドチャート、フィッシューボーンなどさまざまな種類があります。
ロイロノート・スクールのシンキングツール上にカードを置くことで、アイデアの発散と収束を行い、考えをつくり出すことができます。
▶︎ シンキングツールを学ぶ
学習活動でのシンキングツール活用
授業では、情報の整理、 グループでの議論、 プレゼンテーション活動、 振り返りなどの場面でシンキングツールを取り入れています。
生徒が主体となって自分の考えをつくり出すためには、知識を習得するだけでなく、知識を 活用して思考し、判断し、表現することが大切です。
シンキングツールを活用することにより、学習内容の理解を深め、考えをつくり出す過程で、思考力・判断力・表現力を高めることができました。
シンキングツールを活用するメリット
紙にシンキングツールを書いて使うこともできますが、ロイロノート ・ スクール上でシンキングツールを使うことには大きなメリットがあります。
カードのコピー、移動、修正が簡単にできるので、 思考をとめることなく素早く考えをまとめられます。
シンキングツールの切り替えにより、視点をかえて考えなおすことができます。
1つのノート画面に単元全体のデータを蓄積することで、児童が単元の学びを俯瞰することができます。
シンキングツール活用の変化
教員
「比較する」 「分類する」 「関連付ける」 などが意識的に できるようになりました。
作文が苦手な児童の質的 ・ 量的な改善が見られました。
児童の思考の流れが見えるので、より的確な指導が できるようになりました。
生徒
考えを整理するのが苦手ですが、シンキングツールを 使うことで整理しやすくなりました。
作業時間の短縮になりました。
新しいアイディアが浮かびやすくなりました。
授業実践
動画
2020年学習指導要領 深い学びへの具体化
【シンキングツール】ベン図で比べて、説明しよう!メダカの誕生(理科)
全教科でロイロノート活用、主体的・対話的で「深い学び」を実現するクラスここにあり!
レポート