ロイロ×ICTで主体的な学びと学力向上を実現!ー長野県松本県ヶ丘高等学校公開授業レポートー
令和4年度から、高等学校でも新学習指導要領実施となり、多くの自治体で端末1人1台が同時にスタートします。
学習すべき内容が非常に多く、また、学校ごとの教育目標も異なる高等学校では、「学力向上」「進度の確保」を実現しながら、生徒が主体的に学ぶ教育を作り上げることに困難さを感じておられる先生方も多いのではないでしょうか。
長野県松本県ケ丘高等学校では、ロイロノート・スクールを活用することで、生徒の主体性を育みながら、学力向上と進度の確保を両立する学びを実現しています。その授業風景をまとめました。
全員の回答を簡単に回収!理解度確認
授業中の小テストはペーパーレスで実施されています。
【テストカード】テストカードに解答してもらうや先生から送られたカードに生徒が回答することで小テストが実施されていました。
手書きのテストでは、端末に書き込みをして直接提出したり、紙に書いたものを写真にとって提出するなど、様々な方法で提出がされていました。
ペーパーレスでの小テストを行うことで、生徒の理解度の確認・共有が瞬時におこなうことができます。
生徒の理解度がスムーズに確認できるだけではなく、お互いの回答から学び合うこともできます。
協働学習で主体的に学ぶ
県ケ丘高等学校では小グループで生徒がお互いに意見を出し合う協働学習の形が積極的にとられていました。
協働的に学ぶことで、理解度に差がある生徒たちも主体的に学びに参加することができていました。
数学
数学では、「2項定理の一般項を導く」ことを課題にグループで取り組んでいました。
出題された課題について、生徒はグループで議論をします。
協働して一つの問題に取り組むことで、全員が学びに主体的に参加するとができます。
教員は、「教える」のではなく、出てきた回答にコメントをしたり、アドバイスやヒントを伝えることで生徒の理解を「導く」サポートを行います。
お互いの考えや、わかったことを共有することで一人で学ぶよりも効率よく、能動的に学ぶことができます。
各自の問題演習も非常に集中してとりくめていました。
協働学習型の学びにかえることによって、従来型の学びよりも進度がはやくなり、また、期末テストなどの成績も向上したそうです。
古典
徒然草を題材に、物語の教訓は何かを各グループごとに話し合いをしてまとめていました。
Split Viewの機能をつかって本文を参照しながら、自分のノートと見比べてみたり、
提出箱の回答を共有するによって共有された他の生徒やグループの意見も参考にしながら、それぞれのグループで意見をまとめることができていました。
国語の授業でも、お互いの意見を共有することで全員が授業に積極的に参加し、自分の言葉で題材について理解をふかめることができていました。
ICT、ロイロノート・スクールを活用することで、全員が主体的に学びながら、進度と学力の保証を行う授業実践がおこなわれていました。
ロイロノート・スクールのご利用について
ロイロノート・スクールは先生、生徒ともに導入初年度の1年間無償でご利用いただけます。
また、先生方のみのご利用であれば永年無料です。
無償期間のみのご利用も可能です。
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