中1 国語 「一年間の学びを振り返ろう」1年間の自分の成長をフリップで説明しよう【実践事例】福島県白河市立白河南中学校 川島 実佳

中1 国語 「一年間の学びを振り返ろう」1年間の自分の成長をフリップで説明しよう【実践事例】福島県白河市立白河南中学校 川島 実佳


基本情報
授業担当者川島 実佳
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学1年/国語科
単元一年間の学びを振り返ろう-要点をフリップにまとめ、発表する-
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〈実践の概要〉
1年間の学習を通して学び、成長したことを振り返る。学び、成長した点について、自分で観点を決め、情報を整理する。気づいたことをフリップにまとめ、グループで発表する。良いフリップのポイントや相手に伝わりやすい発表について相互評価し、推敲を行う。最後にタブレットを持ち帰り、保護者に向けて発表を行う。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
フリップに写真や動画、一部を隠してクイズ形式で行う等、聞き手を惹きつける発表ができる。
録画した発表を吟味、推敲する等、音声言語の効果的な振り返りができる。
情報の収集・整理がしやすい。

〈実践の目標〉
テーマを決めて1年の学びを振り返り、情報を簡潔にフリップにまとめることができる。
聞き手や場に応じて、効果的な話し方ができる。

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〈場面1〉よいプレゼンテーションとは何かを考える
教師の悪いプレゼンテーションと良いプレゼンテーションを比較する。今回は特に「良い発表の仕方はどのようなものか」「良いフリップとはどのようなものか」の2つの観点から、それぞれどのようにすればいいのか具体的に考えさせる。また、考えさせたフリップを全体で共有し、評価の観点を確認した。フリップを全員に送信し、いつでも確認できるようにした。

〈場面2〉自分のテーマを見つけ、情報の収集・整理を行う
1年間の学びを振り返り、特に自分が成長したテーマを1つにしぼり、情報の収集・整理を行った。今回は国語科に限定せず、学校生活での学びと指定した。ロイロノートに慣れている生徒は、シンキングツールを使って思考を整理していた。また、学校のホームページに使われている写真や具体的な数字等を使用し、聞き手に伝わりやすい工夫をしていた。

〈場面3〉事前発表会を行い、改善点について話し合う
グループで発表者、録画、計時の係を決め、事前発表会を行った。生徒間通信を許可し、撮った動画を発表者に送り、発表者自身も振り返りができるようにした。全員が発表し終わった後、<場面1>で使用した評価基準のフリップを確認しながら、良い点2つ、改善点1つをアドバイスとして送り合った。また、どのように改善すればわからない部分については、動画を一時停止し、具体的にアドバイスをし合っていた。

〈場面4〉グループで最終発表を行う
事前発表でフリップの文字を隠し、クイズ形式にして聞き手を飽きさせない工夫をしている生徒がいた。それを踏まえ、ロイロノートの隠す→消す→見せるという技法を用い、さらに視覚的にも訴える工夫をする生徒も多く見られた。また、発表者、録画、計時の他に、「もっとゆっくり」「1分」等をフリップでアシスタントディレクターのように提示し、工夫して話し手に注意を促す様子も見られた。

〈場面5〉保護者に1年間の成長を発表する
当初は授業参観で発表の予定だったが、中止になってしまった。しかし、タブレット持ち帰り時に、週末課題として保護者に発表を行った。学校で生徒の活動の様子、成長の様子を見る機会が減っている今、タブレットを通して生徒の成長を伝えることができた。生徒、保護者、教師を繋ぐツールとして、かなり効果的なアプリといえる。
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