中1 社会科 世界の諸地域特別編~貧困をなくそう~ 自分の考えを言葉や文字で表現したり説明したりする【実践事例】 (長浜市立浅井中学校)

中1 社会科 世界の諸地域特別編~貧困をなくそう~ 自分の考えを言葉や文字で表現したり説明したりする【実践事例】 (長浜市立浅井中学校)


基本情報
授業担当者早水 唯真
ICT環境
学年 / 教科第1学年 / 社会科
単元世界の諸地域 特別編 ~貧困をなくそう~
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〈実践の概要〉
指導力向上校園事業とも兼ねて、地理的分野「世界の諸地域」のまとめで授業を行った。題材はSDGsに掲げられる貧困についてである。iPad貸し出しにあわせ、2時間構成とした。

1時間目は貧困問題を知り、調べることをテーマにした。情報を集めて知識を集めた。
【使用した機能】シンキングツール(ウェビング)、ウェブ検索、提出

2時間目には、集めた情報を整理して自分の考えをまとめることをテーマにした。
【使用した機能】アンケート機能、画像内の付箋カード並べ替え、描画機能、提出

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
1人ひとりが意見を表現する機会を持ちやすい→匿名で提出できる安心感
文章以外でも、キャプションや絵など日常の授業で使える表現方法に幅を持ちやすい。
授業展開にアンケートやリアルタイムの速報値を流すことで、動的な授業ができる。

〈実践の目標〉
さまざまな支援のいる生徒でも自分の考えを表現・提出し授業参加をさせること。
思考ツールなどを使うことで、学習方法に幅を持たせる機会を持たせること。
個人の提出を比較し、その意見をもとにした授業をすること。

〈授業写真〉

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〈場面1〉ウェビングと提出箱
前時に作成したウェビングを見たり比較したりして、貧困について調べたことを思い起こさせた。この後、系統ごとに7つにジャンル分けをしたものを提示して次の活動へとつなげた。

〈場面2〉アンケート
場面1でわけた7つのジャンルのカードの中で、「どの課題を優先的に解決するべきか」という問いを立てた。アンケート機能を使って速報でクラスの生徒がどのような思いをもっているのかを確認することができる。選択式のため、直感で選ぶ生徒もいたが生徒の授業参加率は100%だった。

〈場面3〉貧困カード並び替え
場面2のカード7枚はそれぞれに関係していることがわかった。シンキングツールの背景を利用してカードを並べ替え、矢印で結んだ。貧困は連鎖が続くことがあり、その中から抜け出すことが困難であることを図で表現することができた。

〈場面4〉ロゴづくり
まとめとしてSDGsのロゴ制作を行った。本物のロゴは見せずに貧困にかかわる現状や解決への手立てを図示し「貧困をなくそう」に向けた自分の考えを絵で表現させた。生徒によって栄養関係に目を向けた意見もあれば、学校に行けるようにすることを意識した意見もあった。最後に本物のロゴと見比べてSDGsのキーワード「誰一人」取り残さない考えを確認した。

〈授業写真〉
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