中1 英語 ロイロノートを活用した教科書音読法 Unit6 A Speech about My Brother【実践事例】福島県白河市立白河第二中学校 吉田 脩平
授業担当者 | 吉田 脩平 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 中学校1年/英語 |
単元 | Unit6 A Speech about My Brother |
〈実践の概要〉
普段の英語の授業で実践している教科書の音読活動。今回は、教科書の本文を読み取った後、ロイロノートの録音機能を活用し、個別に音読を練習するという方法を実践した。通常は、一斉音読、ペアでの音読、教師対生徒の音読などの方法があるが、学力に差がある場合、スムーズに進めることができなかったり、なんとなくやったふりをしたりする現状がある。テキストにレベル別にカードを埋め込み、録音時間を設定することで、どの生徒に対しても満足のいく練習が確保される。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
音声や映像を提出することができ、授業外に1人1人の英語を丁寧に聞けるようになった。
生徒の成果物を共有することで、表現力向上につなげることができた。
〈実践の目標〉
教科書の本文を理解することができる。
教科書の本文を適切に音読することができる。
〈授業写真〉
〈場面1〉教科書の内容を理解する
教科書のPDF版をロイロノート・スクールに取り込み、画面配信をして内容を説明する。文法のポイントやイントネーションやリンキングなどの発音の注意点なども書き込みながら説明をする。
〈場面2〉音読の練習をする
従来通り、一斉やペアで練習をする。教科書のQRコードを読み取らせ、音声を聞いたり、発音をしたりして練習する。正しい発音を繰り返し聞きたい生徒は、何度もタブレットで音声を聞いていた。
〈場面3〉自分のレベルに合わせてロイロノート・スクールで録音する
レベルを4つ設定したものを1枚のテキストにして生徒に送信する。生徒は、自分のレベルに合わせたカードを選び、設定した秒数で教科書を読む。1番簡単なレベルは、下位の生徒でも合格できる秒数に設定する。1番難しいレベルは、上位の生徒でもクリアするのがギリギリになるように秒数を設定した。
〈場面4〉録音に対するフィードバックを与える
クリアできたカードを、テキスト内の指定された場所に移動させて提出する。レベルで色を変えているので、一覧で見たときにもどのくらいの生徒が難しいレベルをクリアしているかがわかる。上手な生徒や1番難しいレベルをクリアした生徒のものを全員で共有し、改善点を伝える。
〈場面5〉最終的な音声を提出する
改善点を意識させ、再度音読に取り組む。
〈場面6〉評価する
授業中に、全員の音読を確認しようとすると物理的に不可能であるがロイロノート・スクールの音読機能を使うことで、いつでもどこでも聞くことができ、生徒の評価や指導に生かすことができる。