中2 国語 扇の的「平家物語」から いにしえの心を訪ねる【授業案】横浜市立今宿中学校 金子美和
学年 / 教科 | 中2/国語 |
単元 | いにしえの心を訪ねる |
指導要領 | 言語文化(3)ア C読む(1)イ |
教科書会社 | 光村図書 国語2 |
授業者 | 金子美和(横浜市立今宿中学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
登場人物それぞれの人間のありさまが描かれている平家物語を3つの思考ツールを用いて考えをまとめていくのがポイントです。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】物語を知る
①「源氏と平家」の資料を読み、「平家物語」の主要な人物や主な戦いについて知る。
②冒頭部分の現代語訳を読み、「平家物語」を貫く「無常感」のイメージをもつ。
③学校図書館の資料を活用して、平家物語の流れをより深める。
【展開2】歴史的仮名遣いと音読
①朗読CBを使用して、範読を聞かせる。歴史的仮名遣いや古典特有の言い回しに注意しながら聞く。
②グループに分かれて、「扇の的」の表現の特徴を話し合う。(対句表現・擬音語・色彩表現に気づかせたい。)
③グループで話し合った作品の特徴を踏まえて読み方を工夫する。独特の調子や音楽的なリズムを味わいながら古典に親しむ。
【展開3】個人の心情に目を向ける
①3人の登場人物のそれぞれの場面について、心情とその根拠を文章から引用して自分の考えをまとめる。
②与一に焦点を当て、「もし〜だったら」と仮定した内容について考える。与一がおかれている立場や心情を捉える。
③登場人物の言動の意味を読み取り、自分との考えの違いに気づかせる。
【展開4】「弓流し」を読んで武士について考える
①「弓流し」を読んで、義経の言動の理由を考える。ピラミッドチャートを使用して、武士について自分の考えをまとめる。
②根拠を示しながら、自分の考えを発表する。
③古典文学を読み広げ、我が国の言語文化に親しみます。