中1 中2 中3 理科 大地の成り立ちと変化 三陸ジオパークを活用したESD授業【実践事例】(大船渡市立越喜来中学校)

中1 中2 中3 理科 大地の成り立ちと変化 三陸ジオパークを活用したESD授業【実践事例】(大船渡市立越喜来中学校)

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基本情報
授業担当者佐藤 由之
ICT環境2人1台
学年 / 教科中学校1年~3年 理科
単元大地の成り立ちと変化
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〈実践の概要〉
三陸海岸に位置する大船渡市では、サンゴの化石が発見されており、同じ年代に堆積した地層からはフズリナの化石が見つかっている。これは、5億年前の大船渡市は赤道付近に有り、プレートの動きによって現在の位置に運ばれてきたと考えられる。
このことを、今までの学習をもとに、考察することがねらいである。この単元では、様々な資料を提示するのに、ICT機器を有効活用することで補うことができる。現地調査に行きたくても、なかなかいくことができなかったり、環境の変化によって現地に入ることができない場合でも対応することが可能である。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
予想や考察を一括で送信、表示することができる。
写真を利用することで、結果の一括表示や、写真に書き込んでの説明といった使い方が可能。
話すことが苦手な生徒でも、自分の考えを伝えることができるコミュニケーションツールとしても有効である。

〈実践の目標〉
地層の観察を行い、その地域の大地の歴史について考えるい。
地層に記録されていることを読み取り、調査結果をまとめ、説明することができる。
大地の変動を推察し、古環境の変遷を推定することができる。


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〈場面1〉大船渡市内の露頭観察(校外学習)
大船渡市内、碁石海岸の露頭観察を行った。生徒は2人1組で観察、記録を行った。タブレット用いたことで、外部講師の説明を動画として保存することができた。そのため、振り返り学習がしやすく、ロイロノートを利用してすべての情報を全員で共有することができた。

〈場面2〉大船渡市立博物館での化石観察(校外学習)
三陸ジオパークガイドの説明をもとに、展示されている示準化石、示相化石の観察を行った。タブレットに静止画データとして残し、考察する際の材料として有効活用することができた。各グループのデータを教師側で一括管理することができ、必要なデータだけを抽出することができた。

〈場面3〉大船渡の大地の成り立ち
大船渡市で採集された化石の名称、化石からわかったことについての確認をタブレットを通して行った。ロイロノートを使用したことにより、生徒一人一人が考え、自分の言葉で発表することができた。課題解決のための情報の整理をスムーズに行うことができ、今までの学習を基に大船渡市の過去の姿を考察することができ、発表することができた。

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