中1 中2 英語 読解トレーニング 市販教材をロイロで使い倒す【実践事例】(つばき英語教室)

中1 中2 英語 読解トレーニング 市販教材をロイロで使い倒す【実践事例】(つばき英語教室)


基本情報
授業担当者椿 範子
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学1~2年/英語
単元英検3級を視野にいれた語彙、読解トレーニング
hr
〈実践の概要〉
私塾における中1~2年生、週1回約90分のクラス(生徒数5名)での実践事例です。学校英語と実践英語の両立を目指し、授業内での4技能トレーニングと自宅学習の取り組みサポートをしています。
今回報告するクラスの生徒は全員、3級受検を視野にいれて市販教材である「英検3級 文で覚える単熟語(旺文社)」を購入・使用してきました。英検形式の選択問題を単に解くのではなく、リスニング力、読解力、語彙力を鍛えるために本書をがっつりと使い倒したく、ロイロをそのサポートツールとして利用させていただきました。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
トレーニングの流れにそってつなげたカードを各自に配布することで、各自が自分のペースで取り組みやすい。(速い子は先にいける。遅い子はあせらなくていい。)
音声をのせた教材を作りやすい。(英語学習に音声は必須)
音読の課題が出しやすく、添削がしやすい。
資料箱があるため、教材の保管がしやすく、生徒と共有しやすい。
カード方式が、その日の必要な教材を準備するのにとても簡単

〈実践の目標〉
リスニングクイズ、ディクテーションを通じて、分かっているようで分かっていない語彙や文法、内容に目を向ける。
英文音読の録音を課題にすることにより、自宅での声出し練習を習慣化させる。
本文の内容に関する知識などを共有し、英語を通じて新しいことを知る楽しさを味わう。

〈授業写真〉
場面1 リスニングクイズ用カードの例 場面2 ディクテーションの様子
hr
〈場面1〉リスニングクイズ
リスニングクイズ用のカードを配布。
講師が本文の音源を流し、手元のカードにクイズの答えを書き込む。
答えはすぐには言わない。

〈場面2〉ディクテーション
本文の音声カードおよびディクテーション用紙(紙)を配布。
生徒は音声を聞いてディクテーション用紙の空欄部分に記入。何度繰り返し聞いてもOK。音声速度を調節してもOK。重要単語、文法的に推測してほしい部分、リエゾンで聞き取りにくい部分などを穴埋めにしている。記入は筆記のしやすさを考え紙を使用。

※生徒は全員音源の入っている書籍を購入した上で、ロイロのテキストおよび音声カードを使用しています。

〈場面3〉本文解説
本文のテキストカードを配布。
ディクテーションのセルフチェック。および本文の解説。場面1のリスニングの答え合わせもここで。

〈場面4〉音読録音(宿題)
本文のテキストカードに自分の音読をいれて提出してもらい添削して返却。録音する以上ある程度の練習が各自どうしても必要となり、音読練習を促すのにロイロはとてもいいと感じます。

〈場面5〉翌週に日英トレーニング
場面1~4で取り組んだ本文から3文ほど抜粋し、瞬間日英トレーニング。講師が日本語カードを見せ、生徒が英文を言ったら英文カードに切り替えて答え合わせ。3文クリアした人から一抜け。あたっていない子も自分の番を待つ間に覚えようとするのでいい緊張感が走る。

〈場面6〉本文に関する知識の共有
3級長文の3つ目は実話が題材になっているので、本文に取り上げられた内容のインターネット記事やYoutubeなどをウェブカードでシェア。これまで象の保護区域、クレジットカードの知識、アメリカの地名、歴史上の人物などについて取り上げました。英語が他の知識と結びつくことによって授業に活気が生まれます。

〈授業写真〉
場面2 ディクテーションカードの例 場面5 瞬間日英トレカードの例    場面6 ウェブカードの例
Powered by Helpfeel