中1 技術 ガイダンス 生物育成に関する技術 コロナ禍におけるインターネットを用いた授業【実践事例】(大阪教育大学附属池田中学校)
授業担当者 | 淺野浩志 |
ICT環境 | 携帯電話、タブレット端末、PC一台 のどれかを各家庭で準備 |
学年 / 教科 | 中学校1年、3年 技術・家庭科(技術分野) |
単元 | ガイダンス、生物育成に関する技術 |
〈実践の概要〉
生徒がコロナウイルスの蔓延にともない、緊急事態宣言が発令され、学校へ登校し授業を受け学習することができない状況が続いていた。そのような中で、生徒たちの学びを止めずに学習を続けるために、インターネットを利用した授業実践、登校再開後の資料とする方法を考えた。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
生徒が家庭にいても資料を送信できる。また資料が送信された通知が生徒側に表示される。
提出物に期限を設けて回収することができる。また提出したものを提出ボックスに蓄積できるため、ポートフォリオとして保存しやすい。
PDFとして生徒の解答を保存し印刷することで学校再開後の資料として活用できる。
思考ツールを用い生徒の思考を可視化でき、整理しやすい。
〈実践の目標〉
家庭にいながら学校で受ける授業をある程度受けることができる。
授業再開後、実習で行ったプリントを資料として取り扱う。
〈場面1〉ワークシートの準備を行う
授業で配布するワークシートをPDFの形式で保存し、送付する。
ワークシートに記入させる際にあらかじめテキストボックスを解答欄として配置しておく。送付すると同時に資料箱にデータを
入れておき生徒が自由に取り出せるようにしておく。
〈場面2〉動画用のWebリンクカードの作成
授業動画を撮影し、youtubeなどで生徒が見られる設定にしておきそのURLのリンクをカードに貼る。短い動画であればロイロノートの動画を用いてもよい。長時間の授業動画の場合、黒板等に書いてある文字を見られるようにするために高画質の方が好まれるため(文字をつぶれないように)他のサイトに動画を保存する方があつかいやすい。
〈場面3〉提出箱に提出期限を設定し提出させる
生徒に授業動画を見ながらワークシートを埋めさせる。提出期限やプリントの注意事項をテキストボックスに記入し提出を指示しておく。
トラブルが発生した場合のため、先生への「送る」機能を使用しトラブルに対しての質問を送れるようにしておいた。
〈場面4〉ミーティングソフトと併用しての授業
ミーティングソフトを使用し、動画では説明をしきれない部分の説明を行った。
また、画像などを補足資料としてロイロノートで配布した。質問の時間を設定した。
ミーティングソフトでロイロノートの画面を共有し説明に用いた。
〈場面5〉分散登校時に資料として使用する
実際に行ったプリントを資料として使用し授業内で使用した。
そのまとめたプリントやロイロノートを使用し、生徒同士で意見を交流した。
〈場面6〉交流したことを再びまとめ振り返る
場面5で話し合ったことをもとにもう一度自分の考えをワークシートに手書きし、課題解決学習に取り組んだ。
その後授業で行ったことを振り返らせ記述させた。