中1 理科 気体の発生 実験結果をみんなで共有する【実践事例】(小値賀町立小値賀中学校)
授業担当者 | 石井洋治 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 中学1年 /理科 |
単元 | 気体の発生 |
〈実践の概要〉
実験結果を自分たちの班のみで見て終わらせるのではなく、画像や動画で記録し発表する。そうすることで一瞬の変化や分かりづらい結果を再度確認することができ、他の班の結果を見ながら、より確実に実験結果を理解させることができる。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
実験結果を画像や動画で記録し、全員で確認できる。
記録作業に興味を持って主体的に取り組める。
見せる工夫や伝える工夫をすることで、プレゼンテーションの力を身に付けられる。
〈実践の目標〉
動画で記録した各班の実験結果を学級全体で共有できる。
時間内に各班で動画や画像の記録ができる。
実験結果の記録を分かりやすく、興味深く伝えるために工夫ができる。
〈授業写真〉
〈場面1〉ロイロノートを利用した記録の流れをつかむ
教師が実験方法の説明後、どのタイミングで記録をするかロイロノートで流れを示した。その手順に従って記録し、それがそのままプレゼンの流れになるようにした。電子黒板で説明した後、そのまま提示しておくので、実験中に確認しながら進められる。実験で何を知りたいのか全体把握を行うこともできた。
〈場面2〉ロイロノートを利用して、実験結果を記録する
実験の様子や実験結果を動画や画像として記録させる。動画の中に自分たちで実況中継のように解説を入れることも可とし、主体的に取り組めるようにした。
動画は最大10秒までと限定し、データが大きくならないように気をつけさせた。また、動画や画像だけでなく、テキスト入力もさせながら、発表時に分かりやすく説明できるように心がけさせた。
〈場面3〉二酸化炭素と酸素の発生の様子を記録する
二酸化炭素と酸素を発生し、水上置換法で気体を集める様子を記録させた。発表時には発生方法や置換法の名前を言わせたりしながら、気体の発生と集め方の確認をすることができた。
〈場面4〉気体に火のついた線香を入れた時の反応を記録する
集めた二酸化炭素と酸素に火のついた線香を入れてみると、二酸化炭素では火が消え、酸素では炎を上げて激しく燃える。しかし、その反応は、一瞬なので、動画として記録し、何度も確認できるようにさせた。
〈場面5〉集めた気体に石灰水を入れた時の反応を記録する
集めた二酸化炭素と酸素に、石灰水を入れてみると、二酸化炭素では白くにごり、酸素では変化がない。その違いを動画で記録し、発表時に提示できるようにさせた。
〈場面6〉記録した動画や画像を基に班の発表を行う
記録した画像や動画を使って、実験の様子や結果の説明を行う。すでに、ロイロノートにより発表の流れができているので、その順番に説明していけば簡単に発表ができる。全体の流れが見えているので、理解しやすく伝わりやすい。今回は、教師用のパソコンに各班の結果データを集め、電子黒板を利用して発表させた。
〈授業写真〉