中1 理科 火山 火成岩を分類する【実践事例】 (小値賀町立小値賀中学校)

中1 理科 火山 火成岩を分類する【実践事例】 (小値賀町立小値賀中学校)


基本情報
授業担当者石井洋治
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学1年 /理科
単元火山
hr
〈実践の概要〉
教師が電子黒板で、ロイロノートを利用した火成岩の分類の仕方を説明する。グループで6種類の火成岩の画像を見ながら、火山岩と深成岩に分類させる。分類するために斑状組織か等粒状組織かをしっかり観察するように指導する。また、画像を分類しながら気づいたことをカードに記入させる。その中で「鉱物の名前」「石基」「斑晶」などの語句を使うようにアドバイスし、根拠をもとに分類した理由を説明できるようにする。火成岩の種類は組織の違いと鉱物の違いによって決められることに気付かせるようにする。各グループで分類した結果を電子黒板で発表し、各グループの考えを学級全体で共有する。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
岩石の観察では各自で岩石標本をルーペで観察する場合が多く、「石基」「斑晶」「等粒状組織」「斑状組織」がどれかを同じ資料で確認したり、学級で共有したりすることが難しかった。しかし、ロイロノートを利用すると教師がそれぞれのわかりやすい画像を準備し、グループや学級全体で話し合ったり、共有したりできる。
生徒が画像を並び替えながら岩石の違いを比較し、分類を考えることができる。また、画像を拡大し、組織の違いを詳しく観察できる。
自分たちで話し合いながら分類することで主体的対話的に火成岩のつくりを学ぶことができる。
見せる工夫や伝える工夫をすることで、プレゼンテーションの力を身に付けられる。

〈実践の目標〉
6枚の画像をグループで共有し、タブレット上で分類できる。
根拠をもとに、分類した理由を説明できる。
発表において、自分たちの考えを分かりやすく、興味をひきつけられるような工夫ができる。

〈授業写真〉
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〈場面1〉電子黒板でロイロノートを利用した分類について説明する
教師が電子黒板でロイロノートを使った火成岩の分類の仕方を説明する。6枚の火成岩の画像を生徒のタブレットに送信する。

〈場面2〉ロイロノート上で6枚の火成岩の画像を火山岩と深成岩に分類させる
教師が各グループのタブレットに送信した6枚の火成岩の画像を火山岩と深成岩に分類させる。分類するために、画像を拡大し組織の違いを観察させ、斑状組織か等粒状組織かに注目させる。グループで確認しながら画像の並び替えを行う。

〈場面3〉画像を見て気づきを考えさせる
「石基」「斑晶」などの語句を使って組織の違いを説明させたり「鉱物の名前」を考えさせたりすることにより岩石の種類にも気づかせる。気づきをカードに入力し、並び替えた画像にカードを追加させる。

〈場面4〉グループの代表に発表させる
教師用のパソコンに各グループのデータを集め、電子黒板を利用して発表させる。分類した画像を紹介し、等粒状組織や斑状組織の説明をしながら、根拠をもとに理由を説明できるようにする。興味をもって他のグループが見てもらえるような工夫を考えさせる。

〈授業写真〉
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