中1 社会 地理 オセアニア州 生徒一人ひとりの学びに寄り添い主体的な学習を目指す中学社会科の実践【実践事例】

中1 社会 地理 オセアニア州 生徒一人ひとりの学びに寄り添い主体的な学習を目指す中学社会科の実践【実践事例】

#実践報告  #授業実践事例

基本情報
授業担当者山口 和弘
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学校1年 社会科
単元地理 オセアニア州
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〈実践の概要〉
本校では一人ひとりの学びに寄り添うために、学びのユニバーサルデザインで授業改善を実施している。社会科においては、生徒一人ひとりが学びのテーマを設定し、それぞれが自分の学びを深める学習を実践している。その学びを深めるにあたってロイロノートは学びを積み重ねやすい、振り返りやすい、また他生徒と共有しやすいというメリットがあり、活用させて頂いた。
本校の校内研の研究主題は「一人ひとりの学びに寄り添い、主体的な学習を目指す授業づくり~UDLを通して~」であり、本授業のポイントとして、
(1)「一人ひとりの学びに寄り添い」について
確かな学力の定着に向け、知識の獲得・確認の仕方を一人ひとりの学び方に沿った形で行えるように、いくつかのオプションを用意する。ワークシートを複数種類用意するだけでなく、そのオプションの一つとしてロイロノートも可とした。
(2)「主体的な学習を目指す」について
自分でテーマを設定し、課題を追及することで主体的な学習を深めるようにする。ただ、主体的に課題を解決するにあたっては様々な意見を多面的・多角的に検討し、取り入れることも大切である(新学習指導要領で言う「対話的」)ので、協働学習的に課題を解決する場面も設定する。その場面でロイロノートを活用する。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
前時の学びが振り返りやすいので、学びが積み重なっていきやすい。
生徒同士、全体での共有がスムーズ。
他言語を母語とする生徒も学習に取り組みやすい。

〈実践の目標〉
オセアニア州が抱える問題について、多面的・多角的に考察し、その解決策を考える。
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〈場面1〉オセアニア州の現状、そして問題点について調べる
まずはワークシートを用いて、オセアニア州の現状と問題点について調べた。ワークシートも穴埋め形式、記述形式を用意したが(学びのユニバーサルデザインの視点)、さらにロイロノートを用いて調べても良いことにした。ロイロ社からタブレットを貸与されていたので、生徒全員が1台タブレットを使えたので、教科書からの学習だけでなく、様々なリソースから学ぶことができた。

〈場面2〉オセアニア州が抱える問題について、解決策を考える
生徒一人ひとりが自分で問題点を設定し、その解決策を考えた。その考える際のリソースとしてタブレットを使った。ワークシートに記入した生徒はタブレットで写真を撮りロイロノートにデータを入れ、ロイロノートにはじめからまとめた生徒はそのままのデータを用いて生徒同士の考えを共有した。ロイロノートは写真にも文字を簡単に書けたりするので、生徒の考えを共有するだけでなく、深めることもできた。

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