中1 社会 地理 世界の様々な地域 世界のさまざまな地域の調査【実践事例】 (新潟市立白南中学校)
授業担当者 | 宮﨑 威治 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 中学校1年/社会 |
単元 | 地理 世界のさまざまな地域 |
〈実践の概要〉
中学校1年生地理の様々な地域について実践を紹介する。本実践では、生徒それぞれが興味のある国に対して自分で調べたい事柄を課題設定し、レポートにまとめる活動を行った。
生徒が国について調べる活動において、生徒が各家庭で購入しロイロノートをダウンロードしたタブレットを持参させ、図書室の文献資料とともに利用させた。
これによって、調べるための多様な手段を保証することができ、各家庭において同じ端末・アカウントを使って授業での学習と家庭学習をシームレスにつないで取り組むことが可能になった。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
調べ学習のデータをロイロノートに保存し、家庭学習でも同じアカウントでログインすることで、子どもが家庭学習で続きに取り組んだり、家庭で調べた内容を学校の授業でも利用したり、シームレスに学ぶことができる。
地図帳や図書室の本などの文献資料とインターネットなどで得られる資料を子どもが必要に応じて使い分けることができる。
〈実践の目標〉
地域調査の手順を身につける。
それぞれの地域の特徴を理解する。
〈場面1〉知りたい国のデータを集めよう
生徒に自分が調べたい国を決め、その国についてそれぞれ調べたい課題を設定することを示した。
生徒は、国は知っていてもその国がどのような特徴を持つのかがわからないため、課題を設定するためにまずは、その国についての各種データを集める活動を行った。
〈場面2〉データをもとにいろいろな国について課題を設定し、さらに学ぼう
調べたデータからそれぞれの国についての特徴などの輪郭がわかり始めた。さらに、データを調べる中で「ココについてさらに調べたい!!」と生徒が感じたことをもとにそれぞれ課題を設定し、さらに試料から調べる学習を行った。
〈場面3〉調べたことを紹介しよう
生徒が個々に調べたデータや課題を設定し、取り組んだことをレポートにまとめ、クラスの中でお互いレポートをもとに自分が調べた国について紹介を行った。
〈場面4〉家庭学習との連携
生徒たちは、調べ学習において各家庭で購入しロイロノートをダウンロードしたタブレットを持参し利用した。そのため、各家庭でも生徒は必要に応じて続きを行うことができた。保護者も学校においてどのような教育活動が行われているかを把握することが可能である。
同じアカウントを利用することの利点は、生徒が授業・家庭どちらで学習したことも一括してデータとして保存できる、USBメモリなどの記録媒体を介することもないので生徒自身が必要な場面で必要な情報をすぐに取り出すことができる、などが考えられる。