中1 英語 Lesson6 My Family 自分のパートナーロボットを紹介しよう【実践事例】 (大阪教育大学附属池田中学校)
授業担当者 | 中田 未来 |
ICT環境 | タブレット端末 |
学年 / 教科 | 中学校1年 英語 |
単元 | Lesson6 My Family |
〈実践の概要〉
この単元では教科書題材として、AETのブラウン先生がイギリスの文化やスポーツに触れながら家族を紹介するという内容を取り扱っている。本学英語科の授業としては、教科書内容からさらに発展させ、「家族とは何か。ロボットは家族になりうるのか。」について考えさせる。『ムーンショット型研究開発制度』(内閣府、2020)に掲げられているムーンショット目標3「2050年までにAIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し、人と共生するロボットを実現」を紹介する。新型コロナ感染拡大によって、人類の生活が大きく変わったことを体感している彼らに、変化が人類の新たなニーズを生み出し、そのニーズを満たすために、人類はさらなる進化を遂げること、変化は恐れるものでなく、創造的思考力を持ってより良い生活へと導くことができるという未来への希望を持って欲しい。授業では、現在世界で活躍するロボットのニュースや人と共生するAIロボットの開発プロジェクトが日本にあることを紹介する。その後生徒に自分や自分の身近な人を支えるパートナーロボットの特徴を考えさせ、英語のエッセイにまとめさせる。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
絵や写真をカラーで生徒に送ることができる。
生徒同士の作品・作文・アイデアを瞬時に共有できる。
プリントの配布・回収に時間がかからない。提出・未提出の確認が容易である。
生徒が資料箱に保存してあるカードをいつでも確認でき、復習しやすい。
思考ツールを用い生徒の思考を可視化でき、整理しやすい。
提出箱に送られた生徒のカードに教師がコメントを書けば、生徒がすぐにそれを読むことができる。
〈実践の目標〉
自分のパートナーロボットについてマインドマップを作成し、それを見ながらクラスメイトに紹介する。
クラスメイトのパートナーロボットについてのマインドマップをみたり、クラスメイトの紹介を聞いたりして、自分のアイデアを広げる。
最後に、自分のパートナーロボットについて英語のエッセイを書く。
〈授業写真〉
〈場面1〉マインドマップの例示
教師がロイロノートのシンキングツールのウェビングを用いてパートナーロボットについてのマインドマップを作成し、生徒に例示する。
〈場面2〉マインドマップの作成・共有
生徒はシンキングツールのウェビングを用いてパートナーロボットについてのマインドマップを作成し、提出箱に提出する。教師は、生徒の作品を共有する。生徒はクラスメイトの作品を見てアイデアを広げる。
〈場面3〉パートナーロボット紹介(スピーチ)
生徒は授業でペアのクラスメイトにマインドマップを見せながら、自分のパートナーロボットについて英語で紹介する。ペアを変えながら話をしたり、聞いたりすることで、表現の仕方や文章の組み立てを互いに学び合う。
〈場面4〉パートナーロボット紹介文作成
ロイロノートの新しいカードに、生徒が作成したイメージマッピングを追加する。生徒は自分のイメージマッピングを見ながら、パートナーロボットの紹介文を書き、提出する。
〈場面5〉パートナーロボット紹介文の評価
提出箱に送られた生徒の紹介文に教師がコメントや評価を書く。生徒は教師が書いたものをすぐに自分の資料箱から見ることができる。