中3 国語 「誰かの代わりに」鷲田 清一 「誰かの代わりに」という題名の意味を説明しよう【実践事例】 (新潟市立白南中学校)
授業担当者 | 渋谷 留美 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 中学3年 国語 |
単元 | 「誰かの代わりに」鷲田 清一 |
〈実践の概要〉
抽象的な論説文の内容を読み取ることを目的とした授業である。最終目標の「『誰かの代わりに』とはどういう意味か」を達成するために、本論1・本論2・結論と読み進め、最後に「誰かの代わりに」の意味を自分で説明できるかどうかで評価した。それぞれの段階の課題に対して、ヒントカードを2種類ずつ用意し、自分の力に応じて利用した。課題を解決したらロイロノートに自分の解答を送った。その後、生徒全員で共有し、確認した。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
以前の授業で行ったことを蓄積できる。
黒板に書く時間や写す時間が短縮できる。
発表時間を取らなくても、全員の解答をその場で確認できる。
〈実践の目標〉
論説文の内容を的確に読み取り、自分の言葉で説明できる。
〈場面1〉前時までの振り返り
本論1・本論2・結論でまとめたことを振り返る。(ロイロノートに保存されている解答を確認しながら今まで学習してきた内容を確認する。)
〈場面2〉「誰かの代わりに」とはどういう意味か。「苦労」「支え合う」という言葉を使って説明しなさい
題名になっている言葉は文章の大事な内容を表す言葉でもある。題名の意味の説明を通して、文章全体の内容が読み取れているかがわかる。今までまとめてきた内容を生かすと説明できる問いである。説明できた人からロイロノートに提出する。教師がすぐにチェックし、アドバイスが行えた。また、他の人の解答を確認しながら、自分の解答を修正したり、他の人の書き方の良い面を学べたりできた。
〈場面3〉自分にとっての名言(座右の銘)をクラスの人たちに送ろう
教材の最後に、筆者が愛読してきたパスカルの名言を載せている。この実践はちょうど3年生の最後国語の授業でもあったので、最後に名言を送ってもらった。良い言葉が並び、生徒の中から笑い声が上がったり、手元に置きたいという声が上がったりした。