小4 社会/地歴公民, 総合的な学習の時間 / 探究 ディベート「大和川の付け替え」の意見を持とう 大和川のつけかえ【授業案】枚方市立桜丘小学校 豊増拓也
学年 / 教科 | 小4/社会/地歴公民, 総合的な学習の時間 / 探究 |
単元 | 大和川のつけかえ |
指導要領 | 総合 目標(1)(2)(3) |
教科書会社 | 私たちのまち大阪 |
授業者 | 豊増拓也(枚方市立桜丘小学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
社会の授業からディベートを行いました。小学四年生が自分の意見をまとめる際どうしても主観が強くなってしまいます。しかし、バタフライチャートを使い俯瞰した後、共有ノートで班の意見をテキストボックスを動かしながら話し合うことで協働的で対話的な授業になり、メタ認知をすることができました。また、情報分析ツールにまとめることで思考を整理しやすくしました。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】大和川の知識の確認
社会の板書をテレビに映し授業内容の確認をする。
ディベートをする際に前提をそろえていかなくてはならない。そのため、大和川を付け替えたことや付け替えによって助かった人困った人がいたことを確認しておく。また、3億円というお金がかかったことも確認しておく。
【展開2】付け替えの意見を持たせる
付け替えによってどのような影響があったかを振り返る。
多くの人が洪水から助かったとする肯定派と自分の村が分断されたり引っ越しを余儀なくされたりしてしまった否定派など様々な意見が出てくる。
子どもたちが自分にとって納得できる意見を黒板に示し自分がどっち派かを考えるきっかけをつくる。
【展開3】ディベートの立場の決定
今回のディベートのお題を発表する
「3億円かけて大和川の付け替えを行うべきである」
バタフライチャートを活用し強い肯定・肯定・否定・強い否定を書きまとめていく
ディベートを行う前にシンキングツールを用いて意見を可視化することで自分にとって大和川の付け替えのとらえ方が見えてくる。
【展開4】班で意見の集約→自分の意見のメタ認知
各班の共有ノートを作成し自分の意見と班のメンバーの意見を確認。意見をどの位置に置くかを話し合う。そのうえで情報分析ツールを使って自分の意見を分析し意見を再確認する。
自分だけの意見を重視するのではなく班で協働的に意見を出し合うことやその理由を話し合うことでより深い視点で物事をとらえることができるようになる。今回の共有ノートを活用することで班のメンバーがテキストボックスを動かし合いながら自分たちの意見をすり合わせることにつながる。また、その対話の中で自分たち意見がまとまってくる。
最後にまた一人の時間を取り情報分析ツールを使い自分の意見をメタ認知した。