小5 社会 オンライン自動車工場見学の新聞を作ろう 自動車をつくる工業【実践事例】白河市立釜子小学校 鈴木 貴之
授業担当者 | 鈴木 貴之 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 小学校5年 / 社会 |
単元 | 自動車をつくる工業 |
〈実践の概要〉
コロナ禍における感染防止や距離的な問題によって見合わせていた工場見学を、「トヨタ自動車東日本」で行っているオンライン工場見学を活用することで実施することができました。
子どもたちは、調べ学習として、オンライン見学でわかったことをロイロノートへメモしたり、新たな疑問点をWebで調べてカードにまとめたりしました。
まとめる段階では、それぞれが作成したカードを学級でひとつにまとめ、学級新聞にしました。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
Webを使った調べ学習から新聞の作成まで、ひとつのアプリ内で完結できるので、学びの足跡が残り、簡単に学習の振り返りをすることができました。
作成したカードを自由に動かせるので、新聞のレイアウトを何度もやり直すことができました。
カードを共有することで新聞の共同編集ができるので、新聞作成を進めていく中で子どもたちの対話的な学びが充実しました。
〈実践の目標〉
オンライン工場見学やインターネットを通して学んだことを記録できる。
調べたことを写真やイラスト、文章などを、それぞれの視点に沿ってカードにまとめることができる。
それぞれのカードを学級で共有し、新聞にまとめることができる。
〈授業写真〉
〈場面1〉オンライン自動車工場見学を記録する
オンライン自動車工場見学の前に、トヨタの方へ質問したいことをメモしたり、見学して分かったことや新たな疑問をカードごとに記録したりしました。見学の様子は著作権の関係上、写真に残すことはできませんでしたが、テキストカードに文章でたくさん記録することができました。
〈場面2〉新たな疑問をWebで調べる
オンライン自動車工場見学で新たに出てきた疑問を、Webカードを使ってトヨタ自動車「クルマこどもサイト」にアクセスし、「クルマの歴史」「環境にやさしいクルマづくり」「人にやさしいクルマづくり」「SDGsに向けた取組」の4つの視点で調べました。カメラ(スクリーンショット)で撮った画像を振り返りや新聞で活用しました。
〈場面3〉記録したことや調べたことをカードにまとめる
見学の記録やWebで調べたことをテキストカードに、小見出し、写真・イラスト、説明文を入れてまとめました。写真等の素材は「生徒間通信」を解除して視点が同じ子どもたち同士で共有しました。作成中でも途中で「提出」してもらい、「回答共有」してお互いアドバイスする機会をとりました。
〈場面4〉カードを学級でひとつの新聞にまとめる
完成したカードを「提出」してもらい、電子黒板上の新聞に子どもたちとまとめていきました。レイアウトはどうするか、カードの配置はどうするか等、学級全体で話し合いながら作成し、全員のカードを取り入れた学級新聞を完成することができました。