小5 音楽 思いを具体的に表現しよう 和音に合わせて旋律をつくろう【授業案】名古屋市立桃山小学校 山口 泰幸
学年 / 教科 | 小5/音楽 |
単元 | 和音に合わせて旋律をつくろう |
指導要領 | A表現 (3)音楽づくり ア イ |
教科書会社 | 教育出版社 |
授業者 | 山口 泰幸(名古屋市立桃山小学校) |
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作成者からのアピールポイント
思いや意図をもち、表現活動に取り組むことは音楽科の学習の根底となると考えます。一方、音楽は時間芸術なので目に見える形で思いや意図を捉えることが難しい教科でもあります。そこで、シンキングツールを活用することによって、思いを視覚化・言語化し、学習を進める方法を紹介します。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】出会いの場の工夫
和音の構成音でつくられた旋律と構成音以外でつくられた旋律、8分音符でつくられた旋律と2分音符でつくられた旋律をそれぞれ和音に合わせて比較聴取する。その際ベン図に感想を記入する。
→和音に合う響きや、音符の長さで雰囲気が変わることを理解し、音楽づくりについての見通しをもつ。
【展開2】どのような表現をしたいかという思いを言語化する
共有ノートのウェビングマップを使い、音楽に関する言葉を出し合う。
展開1を参考にして自分だったらどのような音楽をつくりたいか座標軸を使い、視覚的に考える。
ウェビングマップを参考に、座標軸で視覚化した思いを言語化する。
【展開3】言語化した思いを表現につなげる
言語化した思いが似ている人でグループを組む。その後、共有ノートのキャンディーチャートに、表現するためにどのような工夫ができるのか考える。
考えた工夫をもとに音楽づくりに取り組む(音楽作成ソフトや楽器を使用)。
つくった旋律の演奏動画を提出箱に提出し、友達のつくった旋律を見合う(中間発表)。
中間発表から、自分のつくった旋律に取り入れられる工夫を見付け、改善する(改善後、演奏動画を提出箱に提出)。
【展開4】自覚的な学びへと高める
クラゲチャートを活用して、つくった旋律について振り返る。足の部分には、共通事項から要素等を選択し、選択した要素等に対してどのような工夫があったのかを記入する。
振り返りを通して無自覚的な学びを、自覚的な学びへと高める。