小6 算数 分数×分数は、なぜ分母×分母、分子×分子でもとめられるかせまろう 【授業案】岐阜県多治見市立共栄小学校 中川 智香子
学年 / 教科: | 小6 算数 |
単元: | 分数のかけ算 |
指導要領: | A 数と計算 A(1)分数の乗法 |
教科書: | 大日本図書 楽しい算数6年 |
授業者: | 中川 智香子(岐阜県多治見市立共栄小学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
児童の「どうしてかはわからないけど?」に着目して展開
主体的な学び(ロイロノートの資料箱から必要な情報を取り出す)
対話的で深い学び(ロイロノートの提出ボックス回答共有)
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】問題内容をつかむ・課題に興味をもつ
・分数×分数で思いつくものを挙げる。
ポイントは、思いついたことをどんどん自由につぶやかせることで、本時の活動に興味をもたせるとともに次時の公式の一般化の活動の材料につなげること。
・計算の仕方を予想する。
ポイントは、どうしてかはわからないけど、分母は分母同士、分子は分子同士かければできそうな気がする。その、「どうしてかはわからないけど」という思いを大切に扱うこと。
【展開2】解決の見通しをもつ
・本時の課題を確認、見通しを持つ。
計算結果は、8/15になる。見通し(問題解決・考え方が正しいかどうか)をもたせる。
ポイントは3つ。1つ目は、前時の学習で確認したアイテムや学習してきた方法を掲示し、見通しを持てるようにする。2つ目は、自由に、見通しを発言させることで、どう考えていいかわからない児童の援助とする。3つ目は、掲示にあるアイテムや学習してきた方法をつなげる。
【展開3】個人追究
課題に対して、自分の考えをまとめていきます。
ポイントは、一人一人の学習状況を把握し、個に応じた支援をしていくことです。
㋐課題追究の見通しがもてない児童
ロイロノートの資料箱にヒントカードを準備し、必要なものを取り出せるようにする。
㋑途中で考えにつまずいている児童
ロイロノートの提出ボックスを共有しておき、児童が自ら見ることができるようにしておく。または、生徒間共有のロックを外し、できている児童からつまずいている児童へ送ってもやらえるようコーディネートする。
㋒1つの方法ができている児童
ほかの方法はないか考えさせる。ロイロノートの提出ボックスからほかの子の考えを児童自ら見られるようにする。または、課題の式に導くことができるように式変形に挑戦させる。
【展開4】全体交流・まとめ・ふりかえり
・自分の考えをみんなの前で発表。1つのシートの中に考えの根拠となるシートを入れこんで、筋道立てたシートを作って発表する児童もいました。
・ロイロノートにPowerPointスライドを連携させて、板書と位置づけ、どのように課題解決にいたるのか考えを深める。
・単元をつらぬく課題である「分数をかけるスペシャリストになろう」に対するふりかえりをロイロノートのアンケート機能を使って把握。