小3 算数 「わり算の考え方を発表しよう」【実践事例】(関東学院六浦小学校)

小3 算数 「わり算の考え方を発表しよう」【実践事例】(関東学院六浦小学校)


基本情報
授業担当者津嶋 弘美
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科小学校3年 / 算数
単元わり算
hr
〈実践の概要〉
算数のわり算の学習の中で、15÷3=5のわり算で表される場面を考えた。
実際に1円玉(おはじきのかわりに用いている)を使って、手を動かしながら考えた。
下記左側の写真は、「クッキーが15こあります。1ふくろに3こずつ入れると、何ふくろに分けられますか。」という問題場面の「15÷3=5」の考え方を説明したものである。この考え方は、「いくつ分を求める」包含除のわり算である。
下記右側の写真は、同じ「15÷3=5」であるが、「ボタンが15こあります。3人に同じ数ずつ分けます。一人分はいくつになりますか。」という問題場面である。式は同じでも、考え方はちがう。
こちらは、「一人分を求める」等分除のわり算である。だから、子どもたちの一円玉の並べ方も囲み方も違ってくる。この二つのわり算(包含除・等分除)のちがいをしっかりと理解することが大切である。
一人一台iPadを用いて、みんなに分かるようにロイロノートにまとめ、説明することで、自分の考えを整理したり、友だちの考えを知ったりすることによってより理解が深まった。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
「まだ3年生にはロイロノートを使いこなすのは難しいかな」とも思ったが、子どもたちはのみ込みが早く、写真を撮ったり、文字を打ったり、手書きで書き加えたりしながら考え方をまとめることができた。
友だちの考え方と自分の考え方を比較するのに、提出箱と画面共有が有効活用された。
ノートや画用紙などに考え方を書くよりも、画像で説明する方が見やすく分かりやすかった。

〈実践の目標〉
二つのわり算(包含除<いくつ分>・等分除<一人分>)のちがいをしっかりと理解する。
自分の考えを全員が発表する。
友だちの考えのよさや自分の考えとの共通点を見つける。

〈授業写真〉


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〈場面1〉手を動かして問題を解く(操作活動)
実際に一円玉(おはじきのかわりに用いている)を使って、手を動かしながら考えた。写真に収めてから、手書きで、丸で囲んだり、式を書き加えたりした。

〈場面2〉提出箱の活用
考え方がまとめられたら、先生に提出し、次の課題に取り組む。子どもたちにとって活動内容が明確である。教師にとっても子どもたちの学習状況が把握しやすい。

〈場面3〉テレビ画面に大きく映し、考えを全員が発表する
クラス全体でみんなの考え方を知ることができる。一画面に表示することで共通点や相違点が見えやすい。また、分かりやすい記述にも目を向けることができる。
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