小4 外国語 「what do you want? ~ほしいものは何かな?~」 相手意識・目的意識をもち、ロイロノートを活用した交流【実践事例】(坂出市立東部小学校)

小4 外国語 「what do you want? ~ほしいものは何かな?~」 相手意識・目的意識をもち、ロイロノートを活用した交流【実践事例】(坂出市立東部小学校)


基本情報
授業担当者前田朋寛
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科小学校4年 / 外国語活動
単元「what do you want? ~ほしいものは何かな?~」
hr
〈実践の概要〉
本時は、自分が作ったオリジナルピザを紹介した。その際、「先生に人気の食材をいっぱい使ったよ」や「疲れている人のためにお肉をたくさん入れたよ」といったような、相手意識や目的意識をもたせるためのオリジナルピザのおすすめポイントを紹介した。しかし、おすすめポイントを伝えようとしても、既習内容だけでは自分の思いを伝えきれないことから、ICT機器の翻訳機能を活用し、本当に伝えたい自分の思いも英語で表現できるようにした。また、自信がない児童のために、予め録音した紹介文をHRTとALTで確認した上で、何度も練習した上で、自信をもって自分のオリジナルピザを紹介し、達成感を味わうことができた。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
ロイロノートの活用は、子どもの興味を引き出す1つになっていた。
ICTの可能性が広がった。子どもの必要感に応えてくれるもので、一人で学習が成り立つ。
お気に入り紹介の言い方を録音していたことで、何度も確認することができ、自分で繰り返し練習することが可能になった。
Google翻訳を活用することで、書くことの負担を減らすことができた。
録画することで客観的によりよい交流の仕方を考えることができた。

〈実践の目標〉
【知識及び技能】
食材の言い方や、欲しいものを尋ねたり要求したりする表現に慣れ親しむ。
【思考力、判断力、表現力等】
欲しい食材等を尋ねたり要求したりするとともに、考えたメニューを紹介し合う。
【学びに向かう力、人間性等】
相手に配慮しながら、自分のオリジナルメニューを紹介しようとする。



hr
〈場面1〉ピザ作りの際、相手意識や目的意識をもつための工夫
本単元後半のおすすめのピザ作りの際に、児童が相手意識や目的意識をもってオリジナルピザを作るために、事前に校内の先生に直接インタビューを行った。インタビュー結果を共有し、先生の中での人気食材を確認した。児童は、○○先生のためにエビは入れようなど、自然と相手意識をもってオリジナルピザの食材を考えることができた。

〈場面2〉買い物ゲームにおけるICT機器の活用
オリジナルピザを作成するにあたって、児童同士で食材を集める買い物ゲームを行った。その際、「ロイロノートスクール」のカード送信機能を使い、ICT機器上で食材を集めた。そうすることで、オリジナルピザを作る際、食材の大きさや配置を自由に変えることができた。そのため、満足のいくオリジナルピザを作ることができ、友だちに紹介したいという意欲が高まった。また、児童はICT機器の活用に慣れているため、スムーズにカードの送信ができ、交流の時間に余裕をもつことができた。

〈場面3〉伝えたいという思いを実現するためのGoogle翻訳の活用
児童の中には、英語で伝えたいがどのように言えばよいか分からないことがあるという人もいる。そのため、本単元ではGoogle翻訳を活用し、自分の伝えたいオリジナルピザのおすすめ文を英語で伝えられるようにした。児童は何度も自分の文章を聞き、繰り返し練習することで、自信をもっておすすめ文が言えるようになった。また、自分の読み上げた文を録音しておくことで、いつでもおすすめ文を確認できるようにした。本時では友だちとの交流の中で自分の録音を聞き、伝えるという姿が見られた。 

〈場面4〉動画を活用した中間評価
本時では、児童の交流の様子を動画で撮影した。そして、中間評価の際にみんなで観ることで、より良い交流にするためにはどのようなことに気をつければよいかを確認できた。後半の交流では友だちの紹介を頷いて聞いたり、反応したりする姿が見られた。

Powered by Helpfeel