小4 外国語 this is my favorite place. ロイロノートを活用した「個の学び」 外国語活動での実践【実践事例】(坂出市立川津小学校)
授業担当者 | 冨家聡一郎 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 小学校4年 / 外国語活動 |
単元 | This is my favorite place. |
〈実践の概要〉
本単元では、「自分の好きな場所を紹介する」というgoalを設定し、「What is your favorite place?」の表現を用いて、ペアで好きな場所を互いに聞いたり答えたりする場とともに、「My favorite place is ○○.I like ○○.」を用いて自分の好きな場所や理由も加えて、全体で発表する場を設定した。
好きな場所やその理由を発表する際、予め、ロイロノートの機能を活用してお気に入りの場所を撮影させておき、発表する時には、視覚的ツールとして用いた。
また、ALTのモデルとなる表現を動画撮影し、児童がロイロノートで再生できるようにしておくことで、児童が主体的に、正しい口の形や音声を意識しながら練習し、英語を用いて自分のことを伝えようとする意欲を高められるようにした。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
自分の好きな場所を撮影し、発表時には、視覚的ツールとして活用することで、聞き手の理解を助けたり、聞き手の反応を促したりなど、コミュニケーションを積極的に図ろうとする態度につなげることができる。
ALTの動画を事前に撮影し、表現モデルとして活用することで、児童が、自分の聞きたい場面を繰り返し聞くことができるなど、主体的に音声に慣れ親しむとともに、個別最適化の点においても有効である。また、自分の発表を動画撮影することで、口の形を確認することもできる。
〈実践の目標〉
「What is your favorite place?」の表現を用いて友だちと好きな場所を聞き合う。
「My favorite place is ○○.I like ○○.」を用いて自分の好きな場所や理由を発表する。
〈場面1〉好きな場所を撮影しよう
自分の好きな場所や好きな理由を考え、好きな場所で写真を撮影する。
写真に文字を書き込んだり、カードを起動してキャプションや説明を付け足したりなど、自分の伝えたいことをより詳しく伝えようとする態度が見られた。
〈場面2〉ALTのモデルを見て練習しよう
好きな場所や好きな理由を伝えるための基本的な表現を全体で練習し、十分慣れ親しんだ後に、ALTが好きな場所を紹介している動画を配信する。
ALTの動画をモデルとして、自分のペースに合わせて繰り返し練習することで、自分の好きな場所や好きな理由を外国語で伝える自信を高めるとともに、発表に向かう意欲の向上にもつながった。
〈場面3〉動画で自分の口の形や発音を確認しよう
児童が自分を動画撮影し、発音や声の明瞭さ、表情などを確認した。ALTの発音をただ繰り返すだけでなく、スロー再生してALTと自分の口の形を比較したり、何度も練習することでALTに近い発音ができるよう再撮影したりするなど、ロイロノートを活用し、主体的にコミュニケーションを図ろうとする態度が見られた。
〈場面4〉グループで発表し合おう
ロイロノートを活用して発音の確認や練習を繰り返すことで、自信をもって発表することができていた。
〈場面5〉みんなの前で発表しよう
児童がグループで発表後、さらに、ロイロノートを活用して全体に発表する場を設定したことで、すべての児童が自信をもち、生き生きと発表することができていた。ロイロノートの活用により、自ら考え、表現する機会が増えることで、外国語を使って自分のことを伝え合うことの楽しさが引き出され、学びに向かう力が育まれると感じた。