小4 理科 季節と生きものの様子・4「寒さの中でも」【実践事例】(横浜市立茅ケ崎小学校)
秋の頃と比較しながら観察しよう
グループで協働して活動し、ロイロノート・スクールを使用しながら、思考を深める授業を展開します。
春から観察してきたサクラなどの植物の観察記録をもとに、夏から秋にかけての成長をまず振り返ります。そして、秋のころと比べてどのように変わっているのか、グループごとに予想を話し合います。
これまで植物の様子をタブレットで撮影し、記録した写真をグループの友達とその場で一緒に整理しながら、変わったところを確認していきます。
次に、ロイロノートの機能を使ってさらに記録した写真を整理していきます。ロイロノートで、観察しているいくつかの植物の様子を画面上で比較することで、変わったところをはっきりと確認することができます。グループごとに確認しあった結果を、他のグループにも共有した後、グループごとに観察して分かったことを話し合いながらそれぞれノートに文で記録し、結果をまとめていきました。
ロイロノート導入のメリット
記録した画像を同時にいくつも表示できるので、記録したものをその場で整理して思考やすかったです。
記録した結果を一覧で表示できるので、班同士の比較が簡単にできました。
実践の目標
観察している植物の様子を、秋の頃と比較しながら観察し、記録することができる。
実践の場面
1. 本時の学習問題をつかみ、予想を話し合う
春から観察してきたサクラなどの植物の観察記録をもとに、夏から秋にかけての成長を振り返る。
冬になった現在、秋のころと比べてどのように様子が変わっているのか、4人以上のグループに分かれて予想を話し合う。
2. 植物の変化を記録する
それぞれが観察している植物の育ち方の変化を、グループで1台ずつのタブレットに記録する。今回は、秋のころと比べて変わったところだけを記録しながら、観察している植物の様子を調べていった。
3. 記録した写真を整理して確認する
これまで植物の様子をタブレットで撮影し、記録した写真を、グループの友達とその場で一緒に整理する。写真のデータを見ながら、秋のころと比べて変わったところを確認していく。
4. ロイロノートを使ってさらに記録を整理する②
次に、ロイロノートの機能を使ってさらに記録した写真を整理していく。
ロイロノートの画面に、調べている植物ごとに写真を取り出し、それぞれの写真をつなげてグループにする。そうすることで、観察しているいくつかの植物の様子を画面上で比較する。
そうすることで、児童たちは、秋の頃と比べて変わったところをはっきりと確認することができた。
5. 記録した結果を共有し合う
グループごとに確認しあった、秋と比べて変わったところを、違うグループにも共有する時間を持った。タブレットに記録が残っているので、各グループのタブレット交換し合い、植物の変化について共有し合った。
6. 観察した結果をノートにまとめる
各グループが調べた植物の記録の変化について、簡単に全体で共有する。
その後、グループごとに観察して分かったことを話し合いながらそれぞれノートに文で記録し、結果をまとめていった。
授業の最後に、次の授業についての説明を行った。次は、全体でロイロノートを使いながら考察したことを共有し、植物の育ち方についてまとめていくと児童に伝えた。