小4 社会 琵琶湖疏水について理解を深める【実践事例】 (光華小学校)
授業担当者 | 森井友大 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 小学校4年 社会科 |
単元 | 琵琶湖疏水 |
〈実践の概要〉
第4学年社会科の学習では,琵琶湖疏水について学習する。ここでは,琵琶湖疏水が造られた背景,どのようにして造られたか,なぜ造られたのかについて理解を深めていく。また,琵琶湖疏水について学習後,社会科見学で「琵琶湖疏水記念館」や「インクライン」を訪れた。
本単元では,ロイロノートを使い,写真や教科書の挿絵を使い,自分の考えを友達に伝える活動を取り入れた。本単元を学習する前に,ロイロノートの使い方を指導している。(自己紹介,イラスト作り,ローマ字入力など)
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
手元に友達の意見を映し出せること。
子どもが「まとめたい」,「伝えたい」,「発表したい」という気持ちをもつ。
わからないこと,教科書に載っていないことでも,調べることができる。
〈実践の目標〉
琵琶湖疏水が造られた背景,理由,方法などを理解させる。
ロイロノートを通して,自分の意見を友達に伝える力を養う。
数枚のスライドにまとめる能力を育てる。(パワーポイントを使用するときに必要な力)
〈場面1〉琵琶湖疏水建設の背景について知る
琵琶湖疏水がどこにあるか,どこからどこに向かって建設されたのかについて,マップ機能を使い,調べ学習を行った。琵琶湖のどの方角から流れているのか,また,第1疏水と第2疏水の違いについて知ることができた。また,授業では,第1疏水と第2疏水の写真を提示し,児童一人ひとりが実際に調べたものが本当に正しいのか確かめる活動も取り入れた。
〈場面2〉琵琶湖疏水がどのように造られたのかについて知る
琵琶湖疏水は,当時たくさんの人が工事に携わり造られた。当時の作業道具について調べ,人々が大変な苦労をしてきたこと,作業をするにあたり行ってきた工夫,多くの人が命を落としたことなどについて知ることを目的とした。インターネットを使い,立坑について調べ学習を行った。立坑について実際に調べ,長等山トンネルでの作業の様子を理解することができた。
〈場面3〉琵琶湖疏水ができてからの人口の変化について知る
教科書のグラフを写真で撮り,そのグラフについての読み取ることができることをまとめていく活動を取り入れた。第1疏水,第2疏水ができることにより,子どもの中には,グラフの変化がわかりやすいようにペン機能を使い,工夫している子もいた。