小4 社会 わたしたちの県 お家の人に向けて,香川県の市や町についてプレゼンテーションしよう!【実践事例】(坂出市立金山小学校)

小4 社会 わたしたちの県 お家の人に向けて,香川県の市や町についてプレゼンテーションしよう!【実践事例】(坂出市立金山小学校)


基本情報
授業担当者藤島 太一
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科小学校4年 / 社会科
単元わたしたちの県
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〈実践の概要〉
香川県内にある市や町について,児童が調べたい所を決めてグループを作った後,1人が1台のタブレットPCを用いて観点毎(地理・文化・産業・土地や交通の広がり等)に調べ学習を行った。そして,個人で調べた内容を,グループ内で吟味しながら1つのスライドにまとめた。最終的には,1月中旬の授業参観において,前時までにまとめたスライドを用いて,お家の人に向けてプレゼンテーション形式の発表を行った。また,発表の場を授業参観に設定したことで,児童は単元の開始より「お家の人に向けた発表を目指す」という相手意識・目的意識をもちながら学習を進められた。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
児童が調べたいことのおおよそが端末1つで調べられるようになり,調べ学習の効率化が図れる。
調べたことの階層化が紙媒体と比較して容易である。
クラウド機能があるため,各児童が作成したスライドや資料が持ち寄りやすくなる。
教師が行う修正や添削が,手元の端末1つで可能となる。

〈実践の目標〉
調べる観点を明確にした調査活動を通じ,香川県の地理的環境の概要を理解してまとめる。
調べ学習による事実認識の過程で生じる思考や理解を通じ,地域社会に対する誇りと愛情を養う。
情報化社会へ対応するためのスキル(膨大な情報を取捨選択する力,発信する力などの向上。


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〈場面1〉調べる前に
はじめに,児童に対して,香川県の市や町について調べていくことに加え,漠然と調べるのではなく,観点を明確にして調べることの重要性を伝えた。次に,調べる内容を出し合い,地理・文化・産業・交通の4観点を中心に調べていくことを共通理解した。また,最終的には,お家の人に向けて発表することも周知した。その後,調べたい市や町が同じ友達同士でグループを作り,本時は終了した。

〈場面2〉調べて作ろう
第2時から児童は,タブレットPC内のロイロノートを活用し,場面1で確認した観点に留意しながら調べ学習を行った。ネットで検索して出た情報の中から必要な情報を選択したり,発表の際に使えそうな図や写真を保存したりして,担当スライドの作成も進めていった。ここでは,「観点」というある種の根拠を基に調べているため,調べる内容に戸惑ったり,混乱したりする児童は少なかった。

〈場面3〉まとめよう
各グループの進捗度合を見ながらまとめへと移行した。そこでは,個人が作成したスライドを1つに統合し,調べた内容をグループ全員で吟味しながらスライドの中身を再構成していった。この段階では,内容はもちろんのこと,伝え方にも気を配りながら作成に取り組んでいた。また,スライドの統合・再構成が終わったグループから本番に向けてのリハーサルを行った。

〈場面4〉発表しよう
いよいよ,授業参観当日。今まで調べてきたものをお家の人へ向けて発表する場面である。児童は,図示しながら分かりやすく説明したり,クイズ形式のプレゼンテーションを取り入れたりするなど様々な方法で発表した。お家の人も真剣に聞いて下さり,発表を終えた児童はとても満足そうにしていたのが印象的であった。

<発表する児童①>               <発表する児童②>               <児童が作成したスライドの一部>
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