小5 国語 「よりよい学校生活のために」【実践事例】(関東学院六浦小学校)
授業担当者 | 茂垣 夏子 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 小学校5年 / 国語 |
単元 | よりよい学校生活のために |
〈実践の概要〉
学校生活の中で、こうなるといいなと思うこと、どうすれば学校生活をもっとよくしていくことができるのか、互いの立場を明確にしながらグループで話し合い、それぞれの考えを整理しながら解決方法をまとめる学習である。
ここで、目的や条件、進行計画にそって話し合い、考えを広げたりまとめたりするために、ロイロノートのシンキングツールを活用した。シンキングツールで各意見をまとめ、視覚化することによって、考えが整理しやすくなる。考えを整理しやすくすることで、互いの考えの共通点や異なる点をはっきりさせ、考えがより広がり深まるようにした。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
出し合った意見をシンキングツールでまとめることで、視覚化することができ、それぞれの意見を整理しやすくなった。
話し合いをしている最中にイメージも合わせて伝えたいときに、写真検索をその場ですることができるので、話し合いの内容がより具体的なものとなった。
記録者がグループのメンバー全員のカードを事前に集約することができるので、記録がスムーズにできた。
〈実践の目標〉
互いの立場を明確にしながら、グループで話し合う。
互いの考え方を整理しながら、解決方法をまとめる。
〈授業写真〉
〈場面1〉シンキングツールを用いて、自分の考えをまとめる
議題「よりよい学校にするために~学校の施設をよりよくするためにできること~」に対して、どのような考えを自分が持っているのかを明らかにした。議題に関わる現状と問題点、それに対する自分の考えをカードに数枚書き、シンキングツールの表にまとめた。カードの色を分けることで、視覚的にも現状・問題点・考えが明確になるようにした。また、提出機能をこまめに使い、指導者が内容をその都度チェックするようにした。
〈場面2〉シンキングツールを用いて、グループの考えをまとめる
場面1でそれぞれ作成したシンキングツールをグループのメンバー同士で共有した。共有することで、互いの共通点や異なる点をはっきりさせた。グループごとに、使用しやすいシンキングツールを選び、一人一人の考えをまとめていき、グループで一つの解決策(考え)を導き出した。
〈場面3〉テレビ画面に大きく映し、各グループの考えを発表する
クラス全体で、各グループで「どのような意見が出て、どのようにまとめられたか」、まとめのシンキングツールをテレビ画面に大きく映し出し、各グループの考えを共有した。また、まとめのシンキングツールを印刷し、学校の施設管理を担当されている先生に提出することにした。
〈授業写真〉