小6 社会 歴史単元 公民単元「社会科学習におけるデジタルポートフォリオ作り。」考えた内容や調べたことをロイロノートに自らの学びの過程として記録しよう!【実践事例】 (墨田区立八広小学校)
授業担当者 | 坂井 岳志 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 6年・社会 |
単元 | 歴史単元・公民単元 |
〈実践の概要〉
授業の前半で大まかな単元の説明を教員が行い、その中から、児童自らが課題を設定し、追究していく。その内容をロイロノートにまとめ、毎回の授業で教員が設定した提出箱に提出していく。その画面をホワイトボードに提示しておき、お互いの学習状況を把握できるようにする。また必要に応じて、データの共有化や児童相互の作成内容の交流を行う。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
児童の活動内容、思考の経過が理解しやすくなった。またデジタルポートフォリオとして、児童自らが過去の学習の内容を振り返ることができる。ほかのクラスの児童の学びの様子を共有化できる。シンキングツールを使い、自らの思考をより簡単に深めることができる。
〈実践の目標〉
児童が主体的に課題を設定し、自ら学ぶ過程の中で、課題解決のために探求していく姿勢を育てていく。
〈場面1〉課題の作成のために
単元の課題設定のために、探求の材料になる資料を提示し、大まかな時代背景や事実関係を伝える。主に黒板を使うが、キーノートやロイロノートを使う場合もある。
〈場面2〉自ら作成した課題について、教員と協議
児童は自らの考えた課題について教員に説明する。内容が調べにくい場合にはアドバイスをし、修正する。
〈場面3〉当日の課題の整理と提示
キーノートやロイロノートで、課題を整理して、提示する。また、調べるための情報を提供する。
〈場面4〉一人一台の環境で課題を追究する
各自が、設定した課題を、それぞれのiPadで調べ、ロイロノートにまとめていく。スクリーンショットや、データをコピーしながら資料を保存していく。
〈場面5〉データの整理
必要な情報をロイロノート上で整理する。シートの順番も整理する。
〈場面6〉自ら思考した内容の整理
調べた内容に基づき、自分の考えを整理していく。シンキングツールも使い、わかりやすくまとめていく。