高1 社会/地歴公民 先進国は栄養不足人口を減らすために何ができるか? 食料問題【授業案】安田学園中学校高等学校 杉田果穂
| 学年 / 教科 | 高1/社会/地歴公民 |
| 単元 | 食料問題 |
| 指導要領 | B 国際理解と国際協力(2)地球的課題と国際協力 |
| 教科書会社 | 東京書籍 |
| 授業者 | 杉田果穂(安田学園中学校高等学校) |
| 投稿日 | 2025年9月29日 |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
複数の資料を用いて、食料問題の原因について生徒が自ら気づけるようにしました。また、資料の読み取りや政策について考える際に、シンキングツールを使用することで、思考の整理や他者との意見比較を行いやすいようにしました。
この授業案のインポート用ノートデータ
【展開1】世界が抱える食料問題には何があるか?
〈使用する資料〉
資料A:世界の食料生産と人口の移り変わり
資料B:各国一人1日あたり供給栄養量(日本、アメリカ、ザンビア、ソマリア)
〈読み取らせたいこと〉
食料生産量は技術の発展、緑の革命などによって増加している。
食料の分配は不均衡であり、一部の先進国では肥満、発展途上国では栄養不足の人口が多くなっている。
【展開2】栄養不足人口が減らない原因は何だろう?
〈使用する資料〉
資料1:各国・地域の栄養不足人口割合および第一次産業従事者の割合が高い国・地域と、栄養不足人口の多い上位10か国
資料2:国別・地域別難民発生数とおもな難民受け入れ国、第二次世界大戦後の主な地域紛争
資料3:世界の気候区分
資料4:特定品目が輸出に占める割合が高い国(エチオピア、コートジボワール、マラウイ)
〈活動〉
資料1~4を生徒に提示し、「使った資料」「栄養不足人口が多い国の特徴(予想)」「資料から読み取ったこと(予想の根拠)」をキャンディチャートにまとめさせる。
【展開3】栄養不足人口問題を解決する方法は何だろう?
〈活動〉
展開1で読み取った特徴をもとに、どのような政策を行うべきかウェビングマップに書き出す。
アイデアを出すための手がかりとして、国連のサイトなどを紹介し、現在実施されている政策を確認する。
ウェビングマップに書き出した政策を先進国・当事国のどちらが行うべき政策なのか、ベン図を用いて整理する。
【展開4】栄養不足人口を減らすために先進国がすぐに実行できる政策は何だろう?
〈活動〉
展開2で考えた政策のうち、先進国に関係があるものを抽出し、「実現しやすいか」という観点でダイヤモンドランキングにまとめる。
作成したダイヤモンドランキングを比較し、共通していること、異なることを見つける。