高1 社会/地歴公民 様々な立場から見る条約改正 近代化と私たち 【授業案】 安田学園中学校・高等学校 大熊初音
学年 / 教科 | 高1/社会/地歴公民 |
単元 | 近代化と私たち |
指導要領 | D近現代の日本(3)近現代の国家・社会の展開と画期 |
教科書会社 | 詳述歴史総合 |
授業者 | 大熊初音(安田学園中学校・高等学校) |
投稿日 | 2025年9月24日 |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
ベン図→キャンディーチャートとシンキングツールを段階的に使うことで、幅広い学力の生徒にも主体的に考えてもらえるように工夫しました。また、前半の授業は、後半の活動の効果を最大限引き出すために、多角的な視点に多く触れられるようにしました。
この授業案のインポート用ノートデータ
【展開1】条約改正交渉について知る
不平等条約について、ただ日本政府の立場から検討するのではなく、「そもそもなぜ外国は不平等を求めたのか」「政府ではなく民衆は当時欧米諸国にどのようなイメージをもっていたのか」などの問いをペアワークで検討することで、様々な立場から検討する。
井上馨とイギリスの交渉条件を知り、またノルマントン号事件の詳細と経過を知る。
【展開2】井上馨の交渉を様々な視点で評価する
左のベン図を使って、様々な立場の人々が改正交渉に賛成か反対か、もしくはそのどちらともいいきることができないのか、展開1で学んだ知識を踏まえて自分なりに考え、分類する。
その際、「あなた」というカードを使って自分の考えもある程度整理して、分類しておく。
【展開3】評価の理由を説明する
左のキャンディーチャートを使って、ベン図に分類したもののうち、特に自分が分類した理由を説明できると思った2つの立場を選ぶ。
選んだ2つと自分が、なぜ賛成なのか、反対なのか、またはそのどちらでもないのか、理由を右側に言語化して記述する。
作ったチャートをペアと共有し、ペアの考えを受け止め、自分の考えを説明する。
【展開4】視点と自分の意見をまとめる
情報分析チャートを使って、本時で見てきた多様な視点と作り上げてきた自身の意見をまとめるために、井上馨の次の交渉担当者になりきり、政策を考える。