高2 世界史B 大航海時代 商業革命と価格革命 ~世界の一体化の始まり~【実践事例】 (日本大学山形高等学校)
授業担当者 | 岡崎 圭祐 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 高校2年 / 世界史B |
単元 | 大航海時代 |
〈実践の概要〉
本単元は,15世紀後半から17世紀半ばにかけて起こったヨーロッパ人によるアジア・アメリカへの遠洋航海=大航海時代を扱うものである。ヨーロッパ商業が世界的広がりを見せるなかで,世界各地は有機的に結びつき,「世界の一体化」と称される動きがあった。商業を通して世界各地が結びつく様子を可視化しつつ知識の定着を図る目的で,ロイロノート,板書及びワークシートの併用による授業をおこなった。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
参考資料を,ロイロノートを通して提示することで学習内容への関心を高めることができる。できごとの背景や事象間のつながりを具体的に示すことで,深い学びにつなげることができる。
ワークシートを,ロイロノートを通して提示し解説の主教材として活用する一方で,更なる説明用として黒板を効果的に使うことができる。
ノート提出とその点検が簡易におこなうことができる。また,質問のやり取りを通して生徒の主体的な学びのサポートをすることができる。
〈実践の目標〉
ロイロノートを活用して,商業革命・価格革命の内容と背景について理解する。
〈授業写真〉
〈場面1〉貿易の様子を可視的に提示する
貿易において取引されていた商品や,ヨーロッパ人が乗っていた船舶,使用した道具などを写真や図で提示した。予め準備した写真や図をロイロノートで各自のタブレット画面に配信,スクリーンに出力した。なお,別の実践時には,web検索を通して生徒自身に調べさせることもあった。
〈場面2〉「世界の一体化」の全体像を理解する
ヨーロッパ商業が世界的に展開される様子を板書に示し,ワークシートに記入させた。各地域間のつながり・相互間で取引された商品を図示し, 関係性を具体的に理解できるように解説した。さらに,ワークシートを通して,重要語句の説明をおこなった。
〈場面3〉実践問題に取り組ませる
学習した内容を踏まえて,模擬試験や入試問題などを参考に作成した実践問題を,ロイロノートで生徒各自のタブレット画面に配信し取り組ませた。生徒を試験の形式に慣れさせると同時に,学んだ知識を活用し考えさせる機会を設けた。
〈場面4〉ワークシートを提出・点検させる
授業の終わりに,ワークシートを写真に撮って提出させ,取り組みの様子を確認した。