高2 数学 数Ⅲ ロイロノートを活用した授業【実践事例】 (日本大学山形高等学校)
授業担当者 | 木村 祐太郎 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 高校2年 /数学 |
単元 | 数Ⅲ |
〈実践の概要〉
事前に説明する内容をロイロノートのカードに記入し,準備しておく。
授業では,そのカードを画面配信し,説明する。
その後,生徒に問題を解かせ,解き終わった者からこちらが準備した提出箱に提出させる。提出の仕方はロイロノートのカードに記入したものでも良いし,ノートに書いたのを写真で撮り,提出しても良い。提出されたものをその都度添削し,間違っているものは返却し,再度提出させる。全体的な提出の状況を見ながら,問題の解説を始める。(カードを画面配信)
毎時間の最初の10分を使い,小テストを行っている。事前に小テストを準備しておき,それをロイロノートで生徒に送り,解かせた後,回答を送り,丸付けをし,提出させている。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
生徒が板書をノートに書き写す必要がなくなったため,練習問題を全員が同時に解き始めることができる。板書を書き写す際のミスもなくなる。
練習問題を提出させるため,何人の生徒が解き終わったかが一目で確認できる。また,その都度添削ができるため,机間巡視の必要がなく,生徒も時間を持て余すことが少なくなる。
板書内容が残るため,授業を欠席した生徒も後日内容を振り返ることができる。
〈実践の目標〉
ロイロノートのみでは,こちらの説明内容を見ながら解くことができないため,プロジェクターを活用し,プロジェクターに説明内容を映し,それを見ながら生徒は問題を解くことができるようにする。
ロイロノートのみでは,ずっとタブレットを見ている授業になってしまうため,プロジェクターを活用し,注目させる機会をつくる。
画面配信すると,ロイロに書き込んでいる生徒は自分が解いたものを見ることができないため,工夫が必要である。
〈授業写真〉
〈場面1〉授業
事前にロイロノートのカードに説明する内容を準備しておき,授業ではそのカードを配信し説明する。説明後,生徒に練習問題を解かせる。解き終わった者は提出箱に提出させる。その都度添削し,間違っている場合は加筆し返却する。全体の提出状況を見ながら,解説を始める。解説もロイロノートのカードを使用する。
〈場面2〉小テスト
授業の最初の10分を使い,小テストを実施。事前に小テストを準備しておき,それを生徒に送る。解き終わったら,解答を送り,丸付けをして提出させる。その際,こちらが一目で点数がわかるように点数を書いたカードを先頭にして提出させる。
〈場面3〉課題
課題をプリントで配布し,こちらが準備した提出箱に提出させる。
生徒が他の生徒のものを写真で撮って提出する可能性があるため,シリアルナンバーの入ったプリントを配布し,その番号が写るように写真で撮って提出させる。
生徒は家で解き終わったらすぐに提出できるため,忘れる心配がない。
〈場面4〉定期テスト
定期テストの解答を配布する際,これまではプリントで配布していたが,ロイロノートを活用し,配布する。そのため,テスト後の最初の授業を待たずに生徒に解答を配布できるため,テスト終了後すぐに解答を確認し,解きなおしができる。
〈場面5〉講習会
長期休暇の講習会において,テキストをロイロノートで送っている。そのため,テキストを家に忘れてくる生徒がいなくなった。また,我々も複数の種類を担当していても,タブレット一つですぐにどこまでやったかを確認できるため,非常に便利であった。