高2 社会/地歴公民 唐風文化と国風文化 律令国家の変容/国風文化【授業案】藤村女子中学・高等学校 小野 雅紀
学年 / 教科 | 高2/社会/地歴公民 |
単元 | 律令国家の変容/国風文化 |
指導要領 | A 原始・古代の日本と東アジア(3) 古代の国家・社会の展開と画期 |
教科書会社 | 『日本史探究 詳説日本史』(山川出版社) |
授業者 | 小野 雅紀(藤村女子中学・高等学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
平安時代前期の弘仁・貞観文化と中期の国風文化の単元を合体させることによって、中国に憧れ、その影響が極めて強かった唐風文化である弘仁・貞観文化と、それまで受け入れられてきた大陸文化を消化し、日本人の嗜好や風土に合わせて洗練され、発達した国風文化のそれぞれの特徴を強く印象付けます。芸術作品を中心としたそれぞれの文化の主要作品を生徒が自身で考え、特徴をつかみ、カテゴライズして比較する作業を行うところがポイントです。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】前提の理解
プリントを用いて両文化の特徴や主要作品を教授する。
弘仁・貞観文化が中国への憧れが強い文化であることを、例を用いて理解させる。
国風文化の発展が遣唐使の廃止が主な理由ではないことを理解させる。
大陸文化が徐々に日本化する過程を「料理」に例えさせ、説明のアイディアをカードで提出させる。
【展開2】 整理表(1)を作成する
両文化で発達したものをキーワードで掲示し、それぞれどちらかの文化に分類させる。
それぞれの文化の特徴を短文にし、シンキングツールに落とし込み、整理マップを作成する。
【展開3】整理表(2)を作成する
彫刻・文学・建築など両文化の主要な作品の写真やカードを生徒に掲示、生徒はそれらの写真やカードを表の中にあてはめていく。
写真やカードを分けるジャンルを考える。
【展開4】文化の特徴に詳しくなる
生徒が選んだ両文化の主要な作品やカードから任意の一枚に博物館などで見られるような作品解説のキャプションを書かせて提出させる。