高3 理科 ドップラー効果を楽しく深く理解しよう! 波【授業案】日本大学東北高等学校 渡邉玲奈
学年 / 教科 | 高3/理科 |
単元 | 波 |
指導要領 | 波 (イ)音のドップラー効果 |
教科書会社 | 東京書籍 |
授業者 | 渡邉玲奈(日本大学東北高等学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
混乱しがちなドップラー効果の振動数の式を、シンキングツールを用いて自分たちで整理出来るように工夫しました。また、インプットしたことをすぐにアウトプットしつつ、多くの意見を取り入れられるように共有ノートの利点を活かしました。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】音について知っていることを書き出そう
共有ノートに音について知っていることをウェビングに書き出す。
シンキングツールをクラゲチャートに切り替えて、音の高さに関係があるものを整理する。
【展開2】実際のドップラー効果の問題から、振動数が変わる条件を見つける
具体的なドップラー効果の問題を見て、どんな条件から振動数が変わるかを探る。
共有ノートに条件を書き出し、ペアで説明し合う。
くまでチャートを利用して思考を整理する。
ドップラー効果が起こる前の波長を確認する。
【展開3】ドップラー効果(音源が動く場合、観測者が動く場合)について理解する
それぞれが動く場合の波長・振動数の導出を確認し、ペアで説明し合いアウトプットする。
音源のみが動く場合、観測者のみが動く場合の問題を解く。
音源も観測者も動く場合にはどうなるかをペアで話し合い、ベン図を用いて思考の整理を行う。
【展開4】音源も観測者も動く場合の振動数の式の導出を行う
音源のみが動く場合と観測者のみが動く場合の振動数の変化の過程より、どちらも動く場合の振動数の変化を考え、式を導出する。
ドップラー効果についての座標軸を用いて、両方動く場合の振動数を考える。
準備で作業したグループで、なぜその式になったかを説明し合い、グループでの答えを出させる。(@共有ノート)
【展開5】音源、観測者が動く場合の振動数の変化を学習し、自分達の答えと比較・議論することで学びを深める
両方動く場合の振動数の導出を聞き、納得した上で問題演習を行う。
問題を解き終わったら提出箱に提出する。(共有して、答えを誰でも見れるようにしておく。)
問題と同じ振動数の音(ドップラー効果の前後)を、iPadのアプリを利用して鳴らし、より感覚的に理解してもらう。
今日の授業での学びをペアで共有して、振り返りシートを提出する。