高1 国語 『城の崎にて』(志賀直哉) 『城の崎にて』から考えるそれぞれの死生観【実践事例】(小樽双葉高等学校)
授業担当者 | 近江 竹志 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 高校1年 /国語総合 |
単元 | 『城の崎にて』(志賀直哉) |
〈実践の概要〉
主人公が療養先の城崎温泉で、ねずみ、蜂、いもりの3匹の死の場面と直面した。その状況をグループに分かれ、①それぞれの生き物の死に方、②なぜ死んだのか、③その時主人公は何を思ったのか、④「死」とは何か、⑤各班の考察、の5点で資料を作成した。導入では作者についての調べ学習を行い、人物像を発表した。その後3人一組のグループを作り、それぞれの班で資料作成及び発表準備の作業を行った。最後の時間で発表と全体の考察を行った。導入1時間、資料作成及び発表準備4時間、発表1時間の計6時間の単元時間であった。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
授業発表資料作成を個人(班)で行うことができる
発表資料をデータとして共有することができる
ネット環境があれば、自宅でも資料作成や情報交換を行うことができる
〈実践の目標〉
わかりやすい資料を作成する
振り返りを行い、他者の考えを知る
自宅学習を積極的に行う
〈場面1〉志賀直哉について知る
『城の崎にて』の作者である志賀直哉について各自が調べ、発表をする。その際に、提出箱にて参考にしたサイトを提示することとした。互いにどのようなサイトを参考にしたかを明確にすることで、同じサイトにたどり着いた生徒との共感や新たな発見の情報共有をすることができた。
〈場面2〉それぞれの死についてまとめて発表する
班ごとに「ねずみ」「蜂」「いもり」の死について資料を作成し、発表した。各班で資料の工夫が見られ、内容の濃い発表となった。