高1 総合 職業研究「AI時代の働き方について」 ロイロノートを用いた意見交流【実践事例】(広島県立神辺旭高等学校)
授業担当者 | 川﨑 一弘 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 高校1年/総合的な探究の時間 |
単元 | 職業研究「AI時代の働き方について」 |
〈実践の概要〉
この授業では,AI時代の働き方をテーマとして職業研究を行いました。しかし,コロナ禍による制限等から従来のようなグループワークを行うことが困難であり,ロイロノートを用いた生徒同士の意見の共有が出来ないかと考え実施しました。ロイロノートを用いることで,各自の意見を素早く共有できるだけでなく,作成されたワークシートを生徒の手元に残しつつ,他の生徒や教員が確認できるなど,今後の更なる活用が期待できる実践となりました。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
複数の生徒の意見を素早く共有することができる。
実物の付箋ではグループごとに1つのシートしか作成できないが,個人のものとして残すことができる。
〈実践の目標〉
AI時代の職業について,ワークシートをもとに理解を深め,将来就きたい仕事に関する視野を広げる。
各自が調べたり考えたりしたことをクラス内で共有し,自分の考えを広げる。
〈授業写真〉
〈場面1〉各自の調べ学習(授業前の学習)
学校休業中の課題として,AI時代に働くということについて,「AIに奪われる可能性のある仕事」「AIに奪われにくい仕事」「AIによって新たにうまれる仕事」について,インターネット検索等を用いて各自調べて,ワークシートにまとめる。
〈場面2〉ロイロノートを用いたまとめ
各自が調べた3種類の仕事を3色のカードで色分けして1枚のカードに並べて提出箱に提出させました。この授業ではロイロノートの使用が初めてだったので,カードの作り方,カードの重ね方など,ロイロノートの基本から説明をしています。
〈場面3〉各自の意見の共有
提出箱の設定を変更して,他の生徒の投稿も見られるようにして,自分に無い意見を見ることで,自分のワークシートをアップグレードさせていきました。同じ職業が異なるグループに挙げられているなど,生徒間での意見の交流が行われました。
〈場面4〉ワークシートの改善
ロイロノートを用いて共有した意見を元に,各自が作成してきたワークシートをより良いものになるように加筆・修正を加えていきました。タブレット上で試行錯誤をしたことで,見通しを持った活動ができました。
〈場面5〉まとめ
最終的に,一番気になった職業について,次回以降に詳しく調べていくことにしました。
〈授業写真〉