高2 世界史A ルネサンス作品の鑑賞~イタリア=ルネサンスを中心に~【実践事例】(愛媛県立野村高等学校)

高2 世界史A ルネサンス作品の鑑賞~イタリア=ルネサンスを中心に~【実践事例】(愛媛県立野村高等学校)


基本情報
授業担当者見乗 智也
ICT環境共有タブレット
学年 / 教科高校2年/地理歴史(世界史A)
単元ルネサンス
hr
〈実践の概要〉
ルネサンスについての授業において、ロイロノートを活用しました。1時間目は、ルネサンスの概観(人文主義 など)とルネサンス期に活躍した芸術家たち(ルネサンス3大巨匠を除いた)を紹介した。2時間目は中世の作品とルネサンス期の作品を比較して、人文主義をより深く読み解く活動と、ルネサンス3大巨匠の作品の鑑賞を行い、感想を自由に書く活動を行った。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
資料集が無い分、絵画などを生徒に見せながら説明出来る。
生徒が絵画を拡大して見るなど、様々な視点から絵画を見ており、面白い意見がたくさん出た。また、いつも以上にグループワークが活発的になった。
生徒が発表した意見を全体で共有出来る。

〈実践の目標〉
2つの作品を比較して、ルネサンス期の作品の特徴を読み解き、人文主義とは何かを深く理解する。
ルネサンス3大巨匠の作品を鑑賞し、ルネサンス期の作品の特徴を読み取るとともに、感じたことを言語化してまとめる力をつける。

hr
〈場面1〉2つの作品の比較
14世紀に描かれた三美神の写真とボッティチェリの『春』に描かれた三美神の写真を配信(4名で1台使用)し、異なる点を考えさせ、グループ(5班)ごとにカードを作成し、提出させた。また、ワークシートにも意見をまとめさせた。

〈場面2〉意見の共有と読み取りポイントの解説
提出したカードを全体に共有しながら、生徒に意見を発表させた。肉体などが細かく描写しているなど、鋭く捉えているものが多かった。その後、14世紀の作品は体を布で隠しているが、ボッティチェリの作品は透けた布をまとっている違いから、人文主義の特徴が読み取れることを解説した。

〈場面3〉ルネサンス3大巨匠の作品の鑑賞
ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』と、ルネサンス3大巨匠であるレオナルド=ダヴィンチ,ミケランジェロ,ラファエロの作品をそれぞれ自由に鑑賞させ、カードとワークシートにそれぞれまとめさせ、カードを提出してもらった。

〈場面4〉意見の共有と作品の解説
作品ごとに生徒の意見を全体に共有して、その後に解説を載せたワークシートを配って、作品の特徴や時代背景などの補足説明をした。そして、最後にあなたの一番のお気に入りの作品をワークシートに記入させた。

〈授業写真〉
Powered by Helpfeel