高2 地歴・公民 SDGsを身近に捉える(日本の抱える課題の追究) ロイロノートを使って、統計資料を準備し、仮説の検証を行う【実践事例】 (京都市立塔南高等学校)
授業担当者 | 三浦 慶太 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 高校2年/地歴・公民 |
単元 | SDGsを身近に捉える(日本の抱える課題の追究) |
〈実践の概要〉
持続可能な社会の創生のために地球規模でどのような課題があるのかを理解し、その課題解決に向けて自らがどのような取り組みを身近にできるかを考察していきます。
ロイロノートを活用し、統計データや統計地図を示しながら、論理的に仮説を検証し、他者に説明できることを目指します。また、取り組みを共有することで、自己の考えの深化に繋げるようにします。ICT端末に慣れていなかった生徒も、この活動を通して少しずつ端末を使いこなすことができるようになっていきました。
ロイロノートを使うことで、他者との意見共有、プレゼンテーションが格段にやりやすくなるため、生徒たちの主体的で能動的な学びの実現に近づいたと思っています。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
様々な形で意見共有ができ、その時間も大幅に短縮できる
生徒が意欲的に取り組むことができ、プレゼンテーション能力の向上につながった。
生徒の意欲の向上/主体性の伸長
〈実践の目標〉
ネット上の統計資料を示し、仮説や気づいたことを正確に入力することができる。
前に表示される他者の考え方を見て、自分の考えをさらに深めることができる。
〈授業写真〉
〈場面1〉統計資料をネット上から探し、わかりやすいカードを作る
SDGsに関連した仮説を立証するために、ネット上の様々な統計資料を用います。ただ見つけてくるだけではなく、他者がカードを見ても分かりやすいように写真を加工するなどして、より分かりやすいカード作成に努めました。ネット上の画像データをコピーして自分のカードに貼りつける作業がなかなか生徒たちには難しかったようですが、また1つICTスキルの習得が叶った生徒も見られました。
〈場面2〉意見共有によってさらに深まる思考
仮説を立て、立証することは簡単ではありませんが、他者の多様な意見を知ることで、考え方や表現方法を再考し、より良いものにしていくことができました。今までは数人のグループでの意見共有でしたが、ロイロノートを使うと教室にいる生徒全員で共有ができ、質が格段に向上しました。
また、無記名にすることで生徒たちは自分で好きな意見を確認することができるため、自分で学ぼうとする意欲が湧いているようでした。
〈授業写真〉