高3 物理 電流が磁場から受ける力 磁場中の荷電粒子の運動について考察する【実践事例】(岐阜県立郡上高等学校)

高3 物理 電流が磁場から受ける力 磁場中の荷電粒子の運動について考察する【実践事例】(岐阜県立郡上高等学校)

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基本情報
授業担当者高橋 こう子
ICT環境1人1台スマートフォン
学年 / 教科高等学校3年/物理
単元電流が磁場から受ける力
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〈実践の概要〉
これまで、重要な項目は座学として教員が説明してきた。座学を脱却し、生徒自身が考え、互いに話し合うことで現象を理解することを目指す。今回は、荷電粒子が磁場へ斜めから入射する場合にいて、問題演習を通じて荷電粒子の運動を理解する。個人で考えたことをグループで話し合い、ロイロノートで全クラスの解答を比較検討していく。
授業前の大学入学共通テスト対策として、テストカードを利用する。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
プラットフォームによらず、ほぼ同じ操作で簡単に利用できる。
生徒全員の提出状況が確認でき、生徒間で共有・非共有などが簡単にできる。
課題提出や返却、生徒からの質問受付が簡単なため、生徒一人一人への対応が可能になった。
それぞれが自分の時間に合わせて課題などの提出ができるため、時間に縛られることなく対応が可能になった。
テストカードにより解答回収、答え合わせ、集計が一瞬ででき、時間・労力の短縮となった。
資料配付が容易で、ロイロノート上にいつでもあるので生徒がなくすこともなくなった。

〈実践の目標〉
これまでの知識を使って、未知の状況を生徒自身が考えることができる。
お互いの考え(解答)を共有することで、自分の考えを深めて考えることができる。
磁場へ斜めに入射した場合の荷電粒子の運動を理解することができる。


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〈場面1〉大学入学共通テスト対策
授業が始まる前の休み時間を利用して、大学入学共通テスト対策を行う。問題はプリントで配付し、ロイロノートのテストカードに自動採点はオフにして選択肢の解答欄を作成する。授業開始のチャイムが鳴ったら解答終了で、自動採点をオンにして答え合わせを行う。集計を見ながら、間違えやすい解答を確認する。


〈場面2〉磁場へ垂直に入射した荷電粒子の運動の確認
前回の授業の復習である、磁場へ垂直に入射した荷電粒子の運動を確認する。

〈場面3〉磁場へ斜めに入射した荷電粒子の運動の問題提起
問題を示したプリントは事前に配付する。前回の授業の内容を踏まえて考えるように指示する。20分程度時間をとる。6名前後のグループを作り、考えを共有しながら問題を考えて、解答を作成する。

〈場面4〉クラスの解答共有
グループで考えた解答を各自でノートにまとめて、解答部分をロイロノートで写真に撮って提出箱に提出する。提出された解答は無記名で共有をかける。


〈場面5〉解答の検討
クラスの解答を比較することで、正しく導出過程ができているかを検討する。必要であれば、グループで再検討する。


〈場面6〉解答の最終案の提出
生徒一人一人が解答を作成し、ノートの写真に撮って提出箱に提出する。解答の解説と確認をする。提出された解答をチェックし、正しく理解しているかを確認する。必要であれば、コメントを書いて生徒に返却する。
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