(郡山市立守山中学校)半円形レンズを通りぬける光の道筋を調べよう【実践事例】
授業担当者 | 鈴木 学 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 中学校1年 / 理科 |
単元 | 身のまわりの現象(光の世界) |
〈実践の概要〉
半円形レンズを通りぬける光の道筋を調べる実験をグループ単位で行わせました。
実験のパターンが8パターンあることをプロジェクター投影画面で確認させました。
1枚の記録用紙に全パターン(もしくは4パターンずつで2枚)を記録すると、光の道筋を記録した線が重なり、見づらくなるので、1つのパターンにつき1枚ずつ記録できるよう、用紙を各グループごと8枚用意し、記録させました。
その記録用紙と同じ形式のカードをロイロノートで準備・配付し、カードに記録を書いて、教師に提出させました。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
言葉では説明しづらい実験結果を図で発表することが、タイムラグなくできました。
図示したデータを共有・比較することが、ズムーズにできました。
各生徒に配付した記録用紙と全く同じ形式のデータ(PDFに変化したデータ)を配付できるので、生徒は違和感なくカードに記入することができました。
〈実践の目標〉
8パターンある入射光の道筋を正確にレンズに当てることができる。
屈折光(反射光)を正確に、用紙に記録できる。
各グループとデータを比較し、規則性を見いださせる。
〈場面1〉実験の目的と方法を確認する
半円形レンズと記録用紙、光源装置についての説明を聞く。半円形レンズに光を当てるパターンが全部で8つ(平らな面から4つ、円形の方から4つ)あることを、プロジェクターの画面を見ながら、確認する。
〈場面2〉ロイロノートを使って記録・発表することを確認する
実験記録は実際の光の道筋をペンでなぞるので、記録用紙そのものに記入し、その後各自のワークシートに記録するが、発表はロイロノートで配付されたカードで発表することを確認する。その際、8パターンを分担し(一人2パターンずつ記入)、時間の短縮を図る。
〈場面3〉実験を行い、用紙に記録したデータをロイロノートのカードに記入する
実験は各グループ(4人グループ)ごと行う。1パターンにつき1枚の記録用紙を使い、光の道筋をペンでなぞる。全パターン(8パターン)終了後、各自、自分の記録用紙に全パターンを書き写す。その後、配付されたロイロノートのカードから、自分の分担に当たるカードを選び、カードにデータを入力する。
〈場面4〉1つのパターン毎に、一人ずつカードを提出する
各自、カードに入力後、各パターンごとに用意された提出箱に提出する。一人2パターンの分担なので、2つのカードを2つの提出箱に提出させる。
〈場面5〉提出された全グループのデータを、プロジェクター画面で比較する
プロジェクターを使用し、1つのパターンごと(1つの提出箱ごと)に、全グループのデータを投影する。投影されたデータから、光の道筋について比較する。
〈場面6〉全データからわかること・気づいたことを発表する
各パターンごと、全データからわかること、気づいたこと、疑問点などを発表させ、規則性を見いださせ、平らな面からの入射の場合(空気→レンズの場合)、円形の方からの入射の場合(レンズ→空気の場合)、ぞれぞれの光に進み方についてまとめる。