【校内研修マニュアル】共有ノートを使った教員研修
共同編集を行える共有ノートの機能は、教職員研修でもとても有効です。
また、先生方が研修などでシンキングツールや共有ノートを活用していくことで、授業で活用するためのアイデアやヒントもうまれます。
共有ノートをつかった教職員研修のアイデアをまとめました。
研修の概要
教科や学年で抱えている課題をピックアップして、その解決方法を考えます。
共有ノートで共同編集をしていくとともに、シンキングツールをつかって論点や考えの整理をおこないます。
研修の流れ
研修は以下の4つのステップで進行します
① 職員会議用の授業・共有ノートの準備
② 現状の授業の課題を共有する
③ いくつかの観点で分類して、改善検討をする項目を決める
④ 話し合いながら改善方法を出し合う
⑤ 話し合ったことを全体で共有する
研修のための資料・動画
研修でそのままご利用いただけるロイロのノートデータをまとめました
ロイロにインポートすればそのまま使えます
以下にそれぞれのステップについて説明します。
① 職員会議用の授業・共有ノートの準備
職員会議用の授業の準備
先生方のみが参加している職員会議用の授業を準備します。
設定方法はこちらをご参照ください
共有ノートの準備
参加者全員が、共有ノートの設定を有効にします。
主催者は参加者が利用するための共有ノートの準備をあらかじめおこなっておいてください。
② 現状の授業の課題を共有する
参加者全員が共有ノートを選択します。
科目、学年など小グループごとに、1枚のウェビング図に教科や授業に関して感じている課題を挙げていきます。
Point
それぞれの先生が違う色のカードをつかうことで、誰の意見かがわかりやすくなります。
グループごとのカードは、縦に配置しておくとこの後の作業が便利になります。
③ いくつかの観点で分類して、改善検討をする項目を決める
②で挙げられた意見を、いくつかの観点で分類します。
グループごとに分類する観点をきめて、シンキングツールの切り替えで、観点の数に見合ったシンキングツールに切り替えます。
②で挙げられ得た意見を、それぞれの観点に応じて仕分けをしていきます。
④ 話し合いながら改善方法を出し合う
③ で分類した課題のうち、特に重要なもの、今とりくむべきものを選びます。
選んだ課題について、フィッシュボーン図をつかって改善方法を検討します
⑤ 話し合ったことを全体で共有する
各班で話したことを全体で共有します。
全員で1つのノートを共有しているので、意見の共有もスムーズです。また、出てきた意見に対してさらに修正を加えることもできます。
関連情報