中1 国語 「僕」と「エーミール」の人物像をまとめよう 少年の日の思い出 【授業案】 立命館守山中学校 衣川 兆
学年 / 教科 | 中1/国語 |
単元 | 少年の日の思い出 |
指導要領 | 思考力、判断力、表現力等 読むこと C(1)イ・オ |
教科書会社 | 伝え合う言葉中学国語1 東京書籍 |
授業者 | 衣川 兆(立命館守山中学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
共有ノートを使用し、生徒の学習の見える化を図ったこと。
生徒が主体的に課題に取り組めるように、班やクラス単位での活動量をメインとした。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】人物像の根拠を見つける
①第一場面の「友人」が第二場面以降の「僕」であることを再度確認する。
②第二場面・第三場面で「僕」と「エーミール」の人物像の根拠となる文章を抜き出す。
③視覚的にどちらの人物の根拠か判別を容易にするために、「僕」はピンク色、「エーミール」は水色のカードにそれぞれ記入する。
④展開2においてカードを使って分類するため、まとめて書き出すのではなく、一つの抜き出しにつき一枚のカードを使用する。
【展開2】中心人物の人物像を書く
①展開3において班内で共有しやすくするために、学習者に共有ノートで作業を行わせる。机の位置と対応してシートを配置し、班員の進捗状況を学習者自身で把握できるようにする。
②展開1で得た情報を元に、主要人物の人物像を個人でまとめる。
③クラゲチャートの頭の部分に考えられる人物像を入れ、その根拠となる本文からの抜き出し足の部分に入れる。
③展開1と同様に視覚的に視点を明確にするため「僕」の記述はピンク色、「エーミール」の記述は水色のカードを使用する。
【展開3】班内・クラスで共有
①展開2で作成したクラゲチャートを共有ノート内で複製し、班内の学習者へ配布させる。
②学習者の思考を整理するために、データーチャートを用いて、各生徒の意見を「性格」「チョウの収集」「家庭環境」の3つにまとめる。
③班内で意見集約が完了したら、データーチャートを基に主要人物についての気づきや疑問を共有する。
④次回の授業の導入とするため、他の班のデーターチャートを見て疑問に思った点などを個人でデーターチャートに直接記入する。
【展開4】まとめ
①次回の授業では、自分の班のデーターチャートに記入された疑問に対して解答するために第四場面以降を読み進めていくが、本時では解答までは行わないことを学習者に説明する。
②自分の班に寄せられたコメントや、他の班のデーターチャートを見て新しく気づいた点や考えが変わった点をシートに記入し、提出する。