中2 理科 二酸化炭素を出さずに製鉄を行うには? 化学変化と原子・分子【授業案】宮崎大学教育学部附属中学校 弓削聖一
学年 / 教科 | 中2/理科 |
単元 | 化学変化と原子・分子 |
指導要領 | 化学変化と原子・分子(イ)化学変化 |
教科書会社 | 啓林館 |
授業者 | 弓削聖一(宮崎大学教育学部附属中学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
紙ベースのワークシートをつくらず、ロイロノートをワークシートとして利用しています。これによって、それぞれに合わせて、内容を進められ、個別最適化につながりました。
今回の内容はSDGsに関連付けて、探究的な流れになっています。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】酸化銅の還元
銅板をガスバーナーで加熱する様子から、酸化銅が還元される理由について仮説を立てる。
酸化銅と活性炭を混ぜた混合物を加熱する実験を行う。
結果から、酸化銅が還元される理由について考察をする。
【展開2】二酸化炭素を出さずに鉄をつくりだすには?①
活性炭により酸化銅が還元されたことから、炭素を含む物質でも還元できることについて仮説を立てる。
砂糖とエタノールで酸化銅の還元の実験を行う。
還元の際に、二酸化炭素と同時に、水が発生したことを確認する。
水が発生したことから有機物に含まれる水素が酸化していることに気付かせる。
反応の化学反応式で水素が酸化銅の酸素と結びついていることを確認する。
【展開3】二酸化炭素を出さずに鉄をつくりだすには?②
有機物中の水素が酸化銅中の酸素と結びついたことから、気体の水素でも還元ができることについて仮説を立てる。
酸化銅の水素による還元の実験を行う。
酸化銅が水素により還元できたことから、製鉄も水素でおこなえることを関連付ける。
新聞記事から、実際に水素で製鉄が行われていることを知る。
【展開4】日常生活や自然環境(SDGs)について考える。
製鉄の課題から、今後自分たちにできる取り組みについて考える。
SDGsの12,13と今回の課題を関連付け、自分たちにできることを考える。
#シンキングツール #SDGs