中2理科 家庭の消費電力を調べよう 電気の世界【実践事例】樹徳中学校 家住 誠
授業担当者 | 家住 誠 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 中学2年/理科 |
単元 | 電気の世界 |
〈実践の概要〉
身近にある電化製品を使って、ワットやジュールの理解を深めさせる。生徒の家庭にある電化製品の電力表示や1日の使用時間から、消費電力や電力量を計算させ、家庭での1日の電力消費を調べさせる。グループの中で結果を比較させ、電化製品ごとに消費電力が大きく異なっていたり、同じ目的の電化製品でも物によって消費電力が異なることに気づかせたりする。その後、SDGsの観点から、「私たちにできる省エネ」についてグループで考えさせ、クラスの中で発表させる。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
写真データを簡単に取り込み、実験データにすることができる。
グループ活動の時に、班の中でデータを簡単に共有することができる。
ばらばらのテキストやデータに矢印をつなぐだけで簡単に発表用スライドにすることができる。
〈実践の目標〉
既習の電力や電力量を求める計算方法で、家にある電化製品の消費電力や電力量を実際に計算できるようになる。
実験データをもとに、SDGs目標7(エネルギー分野)の観点から、私たちにできる省エネについて考えるきっかけをつくる。
〈授業写真〉
〈場面1〉各家庭にある電化製品の製品表示を写真で撮って保存してくる
事前学習として、生徒それぞれが、家にある電化製品(できるだけたくさん)に貼られた製品表示をタブレットで写真に撮って保存してくる。身近なものを題材にして、生徒に電力についての興味をもたせたい。
〈場面2〉ロイロノート上で電化製品ごとのデータをまとめる
授業の中で、1人ひとり自分のデータ(製品表示の写真、消費電力、1日に使う電力量などの計算)をまとめ、家庭で1日に使用する総電力量を求める。電化製品ごとに消費する電力の大きさが大きくなることに気づかせる。
〈場面3〉ロイロノートを使って班員とデータを共有する
班の中でデータを送り合って、自分のデータと比較させる。同じ目的の電化製品でも大きさや、つくられた年代によっても、消費電力が大きく異なることに気づかせる。
〈場面4〉グループの中で省エネについての方策を考えさせ、発表させる
班ごとに、省エネにつながる方策を考えさせる。データをもとに消費電力が大きいものの使用時間を減らすことが効率的に省エネにつながることや、古い電化製品をやみくもに長年使い続ければ良いということでもないことに気づかせたい。ロイロ上で写真やテキストに矢印機能を使って接続し、発表スライドを簡単に作成し、班ごとに発表させる。
〈場面5〉各班の発表を聞き、授業を通じての感想を書かせ、ロイロの提出機能を使って回収する
ロイロの提出機能を使うことで、生徒からの感想を簡単に集めることができ、提出状況なども一目瞭然である。感想に対する教師のフィードバック(返信)も簡単に一斉にできるのが便利である。
〈授業写真〉