中3 技術・家庭 プログラミング(お掃除ロボット) 情報の技術 【授業案】京都市教育委員会 日野 孝徳

中3 技術・家庭 プログラミング(お掃除ロボット) 情報の技術 【授業案】京都市教育委員会 日野 孝徳

基本情報
学年 / 教科:中3 技術・家庭
単元:情報の技術
指導要領:D 情報の技術
教科書:東京書籍
授業者:日野 孝徳(京都市教育委員会)

単元の一部

解説動画


作成者からのアピールポイント
・「グループで話し合うこと」や「シンキングツールを変えながら考えること」で、より深い学びに繋げられるよう、考えました。
・「キャンディーチャート」「ウェビング」「ピラミッド」「PMI/KWL」など複数のシンキングツールや、「共有ノート」を使っています。活用事例のひとつとなればと思います。

ロイロノート・スクールのnoteデータ

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【展開1】観察・推察
1.お掃除ロボットの動画を視聴
2.動画を見て一つ一つの動きをメモに書き留める
3.書き留めたメモをカードを使って整理する
3-2.さらに自分の考えを加える
4ー1.作成したカードを提出する。
4-2.同じカードを資料箱の「マイフォルダー」に入れておく(後のグループ討議で使う)
【ねらい】
• お掃除ロボットの動きを観察し、どのように動いているかを調べる。情報収集し、分析し、それを纏め自分の考えを加えることで、考えを形成する能力、情報活用能力を養う。
• なぜそのような動きをするのかを考えることで思考力を育て、開発者の意図を推察することで他の人の意図をくみ取ることができる資質を育てる。「見方・考え方」を働かせながら,知識を相互に関連付けてより深く理解する。

【展開2】グループ対話・目標設定
• 個人で,考えたことをグループ内で発表しあう
(ほかの人の考えを聞いて,新しい考えを知ることができる)
• その中で,お掃除ロボットとして必要と思われる動きとその理由を班で話し合い。
=>共有ノートを用意し、班ごとのシンキングツール「ウェビング」を用意しておき、それに各自がそれぞれ(マイフォルダーから取り出した)キャンディーチャートのカードを置く。それを見ながら班で話し合う。
• 共有ノートを使うことで、他の班の意見も見ることが出来、自己および班全員の考えを広げ深めることが出来る。
• 順位づけする。
=>「ウェビング」カードを「ピラミッドチャート」に切り替え順位付けする。
• それぞれの動きをするためには,どのセンサーやどのアクチュエーターを使えばよいか話し合ってみよう
• 班で作成カードを提出する。
【ねらい】
• グループの対話を通して自己の考えを広げ深める「対話的な学び」を実現する
• 個人で考えた事を他人に発表したり、話し合うことで表現力を育てる
• コミュニケーション能力を身につけ、豊かな人間性を育てる
• 優先順位を考える能力、思考力と判断力を身につける。
【展開3】プログラム作成・実習・体験
班で考えたロボットの動きをプログラミングしてみよう
(模型ロボットで実習)
1.班の検討を参考に、個々の生徒が自分でどの動きをプログラムするか選択し、
2.その動きのフローを考える
3.そのフローに必要な、命令(ブロック)を選ぶ
4.各命令(ブロック)の各値(パラメータ)を調整、最適化したり、組み合わせて、プログラミングする。
5.作成したプログラムの画面キャプチャーや模型ロボットの実際の動きを動画のカードにして提出する
【ねらい】
• 基本プログラムのアルゴリズムを理解し、知識、技能を育てる。
• プログラム作成やパラメータを最適化することで,生徒が製品のソフトウェア開発エンジニアとしての活動を疑似体験し、自己のキャリア形成につなげる。試行錯誤して最適化することで思考力を育てる。
• 自分でどこまで出来るかを見通しを立て、自ら目標を設定することで、目標達成まで粘り強く作成に取り組む意欲を持たせる。
• センサーやアクチュエータとはどんなものかを実習を通じて理解する。

【展開4】評価・振り返り「改善・次への展開」
• 授業を振り返り、うまくできたこと、できなかったことをあげる。
• うまくできなかったこと失敗したことを振り返り、うまくできるための方策を考える。
• うまくできたことを振り返り、次は何ができるか考える。
• カードに記載して、提出する。
【ねらい】
• 自己評価する。
• うまくできなかったことから課題を見い出し、解決策を考えることで、思考力と次に向かう学びにつなげる。
• うまくできたことを、成功体験と認識し次につなげる「主体的な学び」につなげる。

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