中3 社会/地歴公民 市場のしくみと価格の決まり方 私たちの生活と経済【授業案】三輪田学園中学校 入澤亜実
学年 / 教科 | 中3/社会/地歴公民 |
単元 | 私たちの生活と経済 |
指導要領 | 私たちと経済 |
教科書会社 | 日本文教出版 |
授業者 | 入澤亜実(三輪田学園中学校) |
投稿日 | 2024年8月30日 |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
最初から需要と供給のグラフの正解を見せるのではなく、自分で実際に考えて価格を決めて、グラフをかかせることを重視しました。また、設定した価格が、他の人たちに受け入れられるのかにも注目させます。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】価格を設定する
自分の持ち物で、クラスのみんなに売りたいものを決める。
その持ち物の利点や、買いたくなるような良い点を考える。
その持ち物を、自分ならいくらで売りたいかを考える。
その持ち物を売った際に、必ずもうけがでるような価格を決める。
以上の4点を、ロイロノートのY字チャートにまとめる。
【展開2】みんなの意見を聞く
授業プリントを使って、自分がその持ち物を、「いくら」で「何人」に売りたいかを考える。
もし希望の価格で売れなかった場合、少し値下げしたら何人に売りたいかを考える。
全く売れなかったときにはいくらにすれば売れるのかを考える。
上記の3点を、授業プリントの指示に従って点「・」を取り、線で結ぶ。
クラスメイトたちに、いくらで購入したいか聞く。
授業プリントの下段のグラフを、上段と同じように価格と人数の合うところに点をとり、線で結ぶ。
【展開3】価格の決め方を考える
売り手と買い手のグラフから、気づいたことをロイロノートのカードを使って発表する。
授業プリントの2つのグラフが真逆になっていることに気づく。
売り手は、なるべく高い価格で多くの人に売りたい、買い手は、なるべく安い価格で買いたいと思う人が多いことに気づく。
自分の希望した価格で買う人が少ないことがわかったので、再度いくらで売りたいかを、買い手のグラフを参考にして考える。
【展開4】振り返り
売り手と買い手の2つのグラフをならべて、2つが交わりそうなところがあることに注目する。
今回の持ち物の価格は、2つのグラフが交わったところになることを理解する。
「均衡価格」という言葉を理解する。