中3 数学 数学I 三角比の利用【実践事例】(十文字中学校)
#実践報告 #授業実践事例
授業担当者 | 星川 潤 |
ICT環境 | 4人以上で1台 |
学年 / 教科 | 中学3年生 / 数学 |
単元 | 数学I 三角比 |
〈実践の概要〉
本校では、中学3年生で高校1年生の数学 I の教科書の範囲を学習している。 これは、数学 I 『三角比の基本』が終了し、『三角比の利用』の場面である。
本校の校内の異なる場所にある2本の木の高さを比べる問題を、生徒に出題した。 生徒は4人1組になって、高さの測り方を考える。ここで、学習したばかりの『三角比』をどう利用するかが考え方の肝である。実測し、計算した後は、班ごとにロイロノートを使って、教室の電子黒板を利用して発表をする。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
● 4人で思考するときも、ロイロノートを利用した方が集中力が持続する。
● 発表の時に、パワーポイントに作り替えなくても、発表できる。
● 手書きが、そのまま表現できる。
〈実践の目標〉
● 日常生活の中に、数学が利用できることを実感する。
● グループで考察することにより、三角比の理解を深める。
〈場面1〉課題の配布。グループで測り方の検討
実際に絵を描いたり、計算しやすいようにプリントで課題を配布する。同時に配布したプリントをロイロノート・スクールでも配信する。グループで木の高さの測り方を検討する。考え方をシェアしたりするときにロイロノート・スクールは便利である。
〈場面2〉必要なデータを実測
高い木の高さを実際には測れなくても、必要なデータを、木のそばに行って実測する。どの長さ、どの角度、など必要なデータが具体的に何なのかを、手描きのイラストを利用することでより具現化する。角度を求めるときに、手作りの大きな分度器が役に立つ。
〈場面3〉実測した値を使って、計算する
実測した値を三角比を利用して計算し、木の高さを求める。
〈場面4〉発表準備
どちらの木がどれくらい高いのか、計算した値を元に、発表の準備をする。検証したときに作成した様々なカードを、伝えるという視点から組み合わせていく。タッチパネルでの操作は、見え方をとてもイメージさせやすい。
〈場面5〉ロイロノート・スクールを使って、発表
各グループごとに、三角比を利用して求めた木の高さをから、どちらの木が高いのかロイロノートを 使って発表する。